メンバーの一体感で魅せた「Benefit one MONOLIZ」

「先住民」をテーマに掲げた「Benefit one MONOLIZ」は、自分たちの大切な場所を奪われることを阻止する先住民に、ダンスのジャンルや大切な仲間を守る自分たちの姿勢を重ね合わせた作品。前シーズンで1位を獲得したときにSPダンサーで招聘したSayakaが再登場。パープルを基調にしたボディコンシャスな衣装に身を包み、セクシーさを醸し出しながらも、どこか儀式を思わせる土着的な動きで威厳を漂わせる。ここで68ポイントの高得点を叩き出し、2位に踊り出る。コレオグラフと表現力はジャッジ全員が満点をつけ、テリー伊藤は「自分たちの持ち味を最大限に生かしている」と評価した。Nonoka Sudoは留学のために、この日がラストステージ。コメントを求められたSayakaは、「ののちゃんのラストステージなので、みんなで切磋琢磨して気持ちが一つになった」と感涙した。


オープニング映像で「テーマはゴリゴリのHIPHOP!とにかくダイナミックで、狂った踊りと組み技に注目してほしい」と語った「SEPTENI RAPTURES」。男女ともにメイクを施し、頭のネジが飛んだような動きと表情で登場した選手たちだったが、本番が始まると一変。予測不可能な構成にクレイジーさを感じさせつつも、それぞれの動きは統制されていて、組み技のコンビネーションは一糸乱れぬ美しさ。ゲストジャッジのSAMは、「ものすごくストレートで、ギミックを使わないところが大好き。芯もしっかりしている」と褒めたたえた。


1982年制作でありながら、HIPHOPカルチャーを全世界に知らしめた作品として今も若きB-BOYたちを魅了する伝説の映画『ワイルド・スタイル』にインスパイアされたショーケースで原点に立ち返った「KOSÉ 8ROCKS」。1960年代からあるグラフィティカルチャーをモチーフに、小道具のスプレーを効果的に使いながら、YOUTEEを中心にストリートの息吹を感じさせるパフォーマンスを繰り広げる。大技を交えつつも、細やかな表現も随所に入れ込んで、ドラマ性のあるショーを構築。71ポイントと、この日初の70点台をマークして首位に立った。


「まだ見せていない意外な一面、新しいニュアンスを取り入れた踊りのフォルムと勢いが見どころ」と語ったトリの「CyberAgent Legit」。男性5人、女性3人の編成で、オレンジに黒とビビッドかつセクシャルな衣装を身にまとい、男女で2組に分かれて交代でメインを担当したり、2組が入り混じったりと、様々な表情を見せていく。ジャッジの長谷川達也は「CyberAgent Legitの新しい顔を見た。タイトなルーティンで展開も豊富」と評価しつつモ、65ポイントと伸び悩んだ原因について「どこか一つインパクトが欲しかった」と分析した。


オーディエンスポイントを加算した結果は、この日唯一の70点台を叩き出したKOSÉ 8ROCKSが逃げ切り、今シーズン初の優勝を果たした。ディレクターのISSEIは、「嬉しいです!これまで結果が出なかったけど、みんなとジャンルを信じてやってきた!」と笑顔を弾けさせル。リーダーのRyo-spinも「B-BOY、B-GIRLの原点でもあるグラフィティを使ったショーで優勝をいただけて本当に嬉しい!」と喜びをぶちまけた。MVDもYOUTEEが受賞して、KOSÉ 8ROCKSが圧倒的な力を見せつけたROUNDとなった。

トータルランキングでもKOSÉ 8ROCKSは、1位のFULLCAST RAISERZ、2位のSEGA SAMMY LUXに次ぐ3位で、後半戦のさらなる活躍に期待がかかる。ますます目が離せないROUND.7は2022年2月13日に開催。詳細は公式サイトをチェック。

公式サイト

第一生命 D.LEAGUE 21-22 REGULAR SEASON ROUND.6
日時:2022年1月27日(木)
会場:東京ガーデンシアター(東京・有明)
©D.LEAGUE21-22

Photographer:Keita Shibuya ,Reporter:Takahiro Iguchi