ラウドポップを軸にした初のフルアルバム

――1stフルアルバム『TEAM』はグループの“今の魅力”を凝縮した1枚です。変化に飛んだ楽曲を収録した作品について、それぞれ手ごたえはいかがでしょう?

秋本 改名後初のフルアルバムなので、今のTEAM SHACHIが出せるすべての力を曲に詰め込みました。ゲーム「ロックマン」とコラボさせていただいた1stシングル「Rocket Queen feat. MCU」(2019年10月2日)も入っているし、配信リリースのみだった楽曲も収録できて。アルバム収録の新曲として、アニメ「ドールズフロントライン」(2022年1月期)のED曲「HORIZON」もあり、自分たちの新しい扉を開いたカッコいい曲になっているので、いろいろなSHACHIを楽しんでもらいたいと思います。

大黒 アルバムの形式は7種類(通常盤・初回限定盤・メンバーソロ盤4種類・FC限定豪華盤)あり、初回限定盤やFC限定豪華盤ではパシフィコ横浜で開催した単独公演「“OVER THE HORIZON~はちゃめちゃ!パシフィコ!~”」(2021年10月24日)の本編映像をフルで収録しています。メンバーソロ盤では各メンバーに焦点を当てた“推しカメ”版のライブ映像やメンバーのソロ曲も入っているので、個人とチーム両方のいろいろな一面を楽しめます。これからTEAM SHACHIを知る人にとっては名刺代わりに、ずっと応援してくれている方々にとっては、意外な一面を知るきっかけになればと思います。

坂本 改名後はブラス民(※サポートを務めるホーン隊)さんたちの力も借り、パンクやダンスミュージックなどを取り入れながら、ラウドでポップな楽曲にブラスの音色を融合させる方向で楽曲を制作してきました。TEAM SHACHIとしての1年目は色々な挑戦を繰り返して、2年目で楽曲の幅が広がって。3年が過ぎ4年目の今、フルアルバムのリリースは初めてなので、チームしゃちほこ時代の楽曲と比べながら楽しんでほしいです。

咲良 結成当時からグループの楽曲を手がけてくれている音楽プロデューサー・浅野(尚志)くんが、チームしゃちほこ時代の楽曲をリアレンジしてくれた「浅野EP」(初回限定盤・FC限定豪華盤に収録)も注目してほしいです。4人でのリアレンジ楽曲は前身のインディーズ1stシングル曲「恋人はスナイパー」(TEAM SHACHI ver.)など全5曲で、伴奏の雰囲気も改名前のバージョンからガラッと変わりました。TEAM SHACHIとしてのラウドポップなサウンドはもちろん、リアレンジ楽曲からも私たちの進化を感じてもらえると思います。

▲1st FULL ALBUM『TEAM』[チームシャチ盤]

――浅野さんはグループにとってキーパーソンの印象があります。ライブの定番曲などを考えると「SHACHI=浅野尚志」のイメージも強いですが、メンバーから見た浅野さんの印象は?

秋本 とてもおだやかでおっとりしている方なのに、手元に来る音源がどれもゴリゴリで(笑)。浅野くんの楽曲に助けられていた時期もたくさんあって、楽曲の力に引っ張ってもらったおかげで、今のSHACHIがあります。

大黒 私たちのマインドを昔から知っているので、鉄板曲となると浅野くんのケースが多いかなと思います。自分たちで強みを感じている部分と、浅野くんの書いてくれる歌詞がマッチしています。チームしゃちほこ時代から味わってきた嬉しさや悔しさも歌詞に込めてくれるし、浅野くんの曲自体にも独特のストーリー性があるので毎回すごいなと思っています。

坂本 私も浅野くんの楽曲の力に引っ張ってもらっていると感じています。中学時代にグループを結成してからずっと関わり続けてくださって。チームしゃちほこ時代はスタッフさんからの要望に全力で応えるのがほとんどでしたけど、改名以降、打ち合わせから参加して一緒に楽曲を作り上げる機会が増えて、浅野くんのおかげで成長できたと思っています。

咲良 結成当初は歌もダンスも経験ないメンバーが集まったので、浅野くんが作った課題曲で歌の練習をしていたのも覚えています。曲の中でテンションを上げるべき場面であったり、めまぐるしい構成に追いつくのがやっとだったのも懐かしくて。歌い切るのが第一だったので、浅野くんから目標をもらっている感覚でした。経験を重ねるにつれて、浅野くんが求めることもどんどん難しくなっていて、たとえば今回のアルバムでリアレンジされた「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」の原曲では、レコーディング時にデスボイスに挑戦したり(笑)。技術と気持ちの両面で成長させてくれたし、ずっと引っ張ってもらっています。