モデル活動を始めた当初は学校のような感覚だった

――キャリアについてお伺いします。この世界に入りたいと思ったのはいつ頃ですか?

横田 中学2年生のときにスカウトで事務所に入りました。所属前からスカウトはしていただいていたんですが、そのときは芸能活動に興味が湧かなくて、部活動に打ち込んでいました。理由はわからないのですが、中学2年生になってなぜか入りたいと思って、何も知らなかったからこそ、怖いもの知らずで入れたんだと思います。

――横田さんは『ミスセブンティーン2014』のグランプリに選ばれますが、モデルという仕事に興味はありましたか?

横田 2013年に初めて『ミスセブンティーン』を受けて、そのときはファイナリストまで行ったんですが落ちてしまって。そこまで残ったのなら次の年も挑戦しよう、という感じでした。実際にモデル活動を始めたときも、最初はお仕事というよりも、部活動の延長というか、もう一つの学校みたいな感覚でした。大変だと思うこともなく、ただただ楽しい気持ちでやっていました。

――いつ頃からプロ意識を持つようになりましたか?

横田 高校生ぐらいからなんとなく意識し始めた気がします。お洋服を着て撮影するだけじゃなくて、事前にアンケートに答えたり、私服を出したりする中で、周りから評価されて初めて出られる世界なんだということがわかり始めました。

――学業とお仕事の両立はいかがでしたか?

横田 大変でしたね。両立できてなかったと思います。めまぐるしい日々の中で頑張っていたら、いつの間にか学生時代が終わってしまっていたという印象です。

――高校生の頃には、この世界で生きていこうと思ってましたか?

横田 高校2年生になると進路について考え始めました。他に学びたいこともなかったですし、留学したい気持ちはあったんですが、大学に行きたいとは思っていなかったです。早い段階で大学には行かないって決めたことについては、もっとちゃんと考えたほうが良かったなとは思います。でも、結果的に楽しく過ごせているので、その選択で良かったと思います。

――2019年にドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(日本テレビ系)で俳優デビューしますが、もともとお芝居をしたい気持ちはあったのでしょうか?

横田 当時、セブンティーンモデルは俳優の登竜門と言われていて、ほとんどのモデルさんがお芝居をされていました。何回か表紙を飾らせていただいたんですけど、私だけお芝居をやっていなくていいのかなと思い始めていました。ただ、少しだけお芝居のレッスンを受けたときに、難しかったこともあって、「私はモデル1本で行く」と言っていました。でも成長するにつれて、チャンスがあるなら挑戦したいなと思ってオーディションを受けたのが「3年A組」でした。

――同世代の俳優がたくさん出演した「3年A組」の現場はいかがでしたか?

横田 シリアスな作品でしたが、みんな普段は仲が良かったです。仲が良すぎて中だるみしないように、スタッフさんたちが気を使ってくださいました。休憩時間に盛り上がりすぎない、セットに入ったら私語はしない、そういう状態で3カ月過ごしたことが自分の中で撮影現場での基準になりました。

――レッスンでは苦手意識を持っていたお芝居はどうでしたか?

横田 もっとやりたいと思いました。本当の学校みたいに、同世代の子たちと「こうしたらセリフが言いやすい」みたいなことを言い合うことも多くて、みんなで作っている実感があって楽しかったです。

――モデル、俳優、バラエティ出演と幅広く活躍されていますが、今後もいろいろなことに挑戦していきたいですか?

横田 今は全部楽しいと思えるので、できるのであれば全部やりたいなと思っています。

――出演中の「ラヴィット!」(TBS系)や「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)などバラエティ番組でも活躍されています。

横田 正直、対応はできてはいないんですけど、周りのみなさんが優しくて。ツッコんでくれたり、イジってくれたりすることで何とかなっています。たとえば「ラヴィット!」で食レポをしたとき、下手なコメントでも、全部笑いに変えてくれるんです。

――最後に進路を検討している読者にメッセージをお願いします。

横田 高校生の頃から、やりたいことがある人ってたぶん少ないと思います。私も当時はありませんでした。今この仕事をしてなかったら、たぶん今もやりたいことはなかっただろうなって思います。やりたいことを見つけている子がすごいだけだと思うので、見つかっていなくても変に焦りすぎないでほしいです。困ったときは絶対に周りの人たちが助けてくれると思うから、そこに甘えながら、自分に向いたものをやっていったらいいのではないでしょうか。

Information

『君が落とした青空』
2022年2月18日(金)、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

福本莉子 松田元太(Travis Japan/ジャニーズJr.)
板垣瑞生 横田真悠 莉子
矢柴俊博 松本若菜

主題歌:まふまふ「栞」(A-Sketch)
原作:櫻いいよ「君が落とした青空」(スターツ出版刊)
監督:Yuki Saito 脚本:鹿目けい子 音楽:富貴晴美
©2022映画『君が落とした青空』製作委員会

高校3年生の実結(福本莉子)と修弥(松田元太)は交際して2年。付き合うきっかけになったのは「映画の日」。2人は毎月1日に、どんなことがあっても必ず一緒に映画を観に行くという約束通り、その日もデートへ向かっていた。しかし、修弥が急用を理由にデートをキャンセルしてしまう。最近何かを隠しているような雰囲気だった修弥に、実結はどこか不安を感じていた。数時間後、「少し話したい」と連絡してきた修弥と会うため、実結は待ち合わせ場所に向かうが、目の前で修弥が交通事故に遭う。気を失った実結が目を覚ますと、それは事故当日の朝だった。実結は修弥を助け出そうと心に決めるが、何度も「同じ日」を繰り返す中で修弥が隠していた秘密を知る。

公式サイト

公式Instagram

公式Twitter

横田真悠

モデル・女優

1999年6月30日生まれ。東京都出身。雑誌『ミスセブンティーン2014』のグランプリに選ばれモデルデビュー。2019年、ドラマ『3年A組ー今から皆さんは、人質ですー』(日本テレビ系)で俳優デビュー。主な映画出演作に『踊ってミタ』(20)、『いとみち』(21)、『DIVOC-12(21)など。『non-no』の専属モデルとしても活動。

Photographer:Toshimasa Takeda,Interviewer:Takahiro Iguchi
ワンピース¥198000/ビューティフルピープル 青山店 03-6447-1869
その他スタイリスト私物