男女の目線ですれ違う新しい感覚の恋愛ドラマ

古川 とにかく出野は何を考えているか分からない部分が多くて、テレビ版で描ききれなかった部分がこの配信版でクリアになっています。主役のお2人も引き続き出演されているので、ぜひ見ていただきたいです。僕と佐藤君がサウナに入るシーンもあって、彼が頑張って鍛え上げた肉体美も引き続き見られますので期待してください(笑)。

──男女の目線ですれ違うという新しい感覚の恋愛ドラマですが、熊坂監督から、難しかったこと、工夫されたことなどを教えてください。

熊坂 お互いにすれ違って互いを理解することができない男女のお話なんですが、社会的意義は深いなと思って撮っていました。特に難しいこととかはなかったのですが、強いて言うなら連ドラあるあるで、皆さんお忙しい方ばかりなのでスケジュールがタイトでした。たとえば1話を撮った後に5話を撮って、その後に3話のシーンを撮ってという、感情線も行動線もグチャグチャな中で撮影していたので、本当にこの5人は大変だっただろうなと思います。皆さん本当に達者な方たちばかりだったので、こっちがむしろ頼らせていただいてばかりだったなという印象が強く残っています。

──同じシーンでも1話は見上さんのモノローグ、2話は佐藤さんのモノローグで展開します。お互いに出来上がった作品を見てどういう印象ですか?

佐藤 面白いなと思いました。1話を観て、市川って何でこういう行動するんだろう?と僕でさえ思ったんですけど、2話を観たら、「あ、そういうことを考えていたから、こんな行動をとったんだ」という伏線回収になっているので、2話を観た後に、もう1回1話を観たら新たな発見もある、そういう楽しみ方ができるドラマだなと思いました。

──見上さんはいかがですか?

見上 台本を何度も読んだはずなのに、市川が何を考えているのかを忘れちゃっていて、何でこんなことするんだろう?と2話を観たんですけど、こんな風に美紗緒のことを思ってくれていたんだと普通に感動して泣いてしまいました。台本を読んでいた私がこうなったということは、視聴者の皆さんはもっと楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。