5チームが70点台を叩き出すハイレベルな戦い

前半戦は2度の優勝を飾り、トータルランキングで2位に付けている「SEGA SAMMY LUX」は、本ROUNDから過去にSPダンサーとして圧倒的な存在感を放ったRAANAを正式メンバーに加えて、ラスベガスのショーをイメージした、大人がゆっくりお酒を飲みながら楽しめるダンスで勝負。シルバーのギラギラな衣装できらびやかに登場し、冒頭はアーバンな音楽に乗せてショーケースに入ったRAANAを7人が盛り立てる。一転して曲がディスコ調になると、ショーケースからRAANAが出てきてエネルギッシュなパフォーマンスを魅せ、それに幻惑されるように7人もセクシーにステージ上を躍動。宿敵といも言えるFULLCAST RAISERZを上回る73点をマークしてトップに立った。

前半戦は結果に恵まれなかった「USEN-NEXT I’moon」は、これまで武器にしてきた「可愛らしさ、I’moonらしさ」を捨てて、「力強さ、強くてかっこいい」を前面に押し出し、「マーチング」というテーマを掲げたショーを構成。チアガールとマーチングをミックスさせたような派手な衣装で、勇壮なマーチのリズムに合わせて、Hinaを中心にキレキレのパフォーマンスを繰り広げる。しかし途中で目立ったミスもあり得点は63点と伸び悩んだ。この結果にHinaは「100%のパフォーマンスをお届けすることができなかった」と泣きながら悔しさを滲ませた。

「KADOKAWA DREAMS」のテーマは原点回帰で、「ドストレートにヒップホップをぶつける!」と意気込み、チームの所信表明を高速でラップするサウンドをバックに、ゴリゴリのヒップホップで挑みかかる。黒いマントを羽織ってムササビのように舞ったかと思うと、それを脱ぎ去り、ジャンパーを効果的に使いながら立体感のある多彩なフォーメーションを描き出し、71点と高い評価を獲得した。ジャッジのPinOは「見ていてブチ上がった!ストレートに自分の好きなものを表現していた。最初からみんなの気持ちが強かったので、エナジーが届いたし、流れもバッチリ」と興奮気味に語った。

毎回テーマを大書したフラッグで登場する「LIFULL ALT-RHYTHM」は、SPダンサーにKousukeを招聘。今回のテーマは「HOPE」で、オープニング映像で永井直也は「一人が笑っていると、隣の誰かも笑っている。生きた思いは連鎖する。ダンスで希望と勇気を届けたい」と思いを述べた。本番前からHOPEと書かれたフラッグの周りにメンバーが寝そべるという斬新な登場で度肝を抜き、曲が始まると、ゆっくりと立ち上がり、一人が踊ると、それに反応して他のメンバーが踊るというように、まさにダンスが連鎖して、波紋のように踊る喜びが広がっていく。ステージ全体を使って、それぞれがピースフルに舞い、最後は再びメンバーが重なり合って静かに幕を閉じる。この斬新な構成にジャッジは71点という高得点を贈り、結果が出た瞬間、メンバーは歓喜の声を上げた。

トリを飾る「Benefit one MONOLIZ」のテーマは「END OF BUBBLE」。昭和バブルの浮かれた時代をストレートに表現するのではなく、バーレスクを交えたミュージカル調のショーで表現。3人がスーツ姿、4人がヒョウ柄のコートにボディコン、そしてメインダンサーのRicohがファーコートに赤いドレスと、ファッショナブルでありながら、どこか懐かしさを感じさせる衣装で、小道具として扇子、ステッキ、札束を効果的に使いながら、ドラマティックに独自の世界観を構築した。2.5次元ミュージカルの仕掛け人として知られるジャッジの松田誠は、「オーソドックスなものを取り入れながらも、若い人の新しい可能性を感じた」と今後に期待を寄せた。

オーディエンスポイントを加算した結果は、SEGA SAMMY LUXが首位を守り抜き、ROUND.2以来の優勝を飾った。2位にはFULLCAST RAISERZが続き、改めて前半戦をリードした2チームの強さを再確認する結果となった。MVDはavex ROYALBRATSのJUMPEIが獲得して、前シーズン覇者の巻き返しを期待させた。

5チームが70点台と後半戦のスタートからハイレベルな戦いを繰り広げ、熱い盛り上がりを見せるD.LEAGUE。ROUND.8は明日、2月28日に開催。詳細は公式サイトをチェック。

公式サイト

第一生命 D.LEAGUE 21-22 REGULAR SEASON ROUND.7
日時:2022年2月13日(日)
会場:東京ガーデンシアター(東京・有明)
©D.LEAGUE21-22

Photographer:Toshimasa Takeda ,Reporter:Takahiro Iguchi