4人で集まれば、もっと強くなると思った

――OWVは本田さんが中心になって結成されたそうですね。

本田 「PRODUCE 101 JAPAN」が終わった後に、何かやりたいよねという話はしていましたが、本格的にやろうと決心したのは、事務所から「グループをやりませんか」という話をいただいたときです。

――もともと仲の良かった4人が集結したということですか?

本田 そうですね。各々のキャラも立っているし、それぞれ目指す音楽性や将来どうなりたいかも明確でした。だから「この4人でパフォーマンスする姿を見てみたい」という好奇心もあって。僕以外のメンバーもみんなそうだったと思います。

――4人体制というのは最初から決めていたのでしょうか。

本田 このメンバーでよく話をしていたので、自然と4人になりました。奇数のグループが主流の中で偶数、しかも4人という少人数は挑戦的だなと思いましたが、だからこそかっこいいよねと。

中川 少人数だからこそ、それぞれ個性が立ってないと潰れちゃうなという気持ちもありました。

本田 1人ひとりが何かに特化していてオーラもある。1人でもやれるけど4人で集まれば、もっと強くなるなと思ったんです。自分たちで言うのはちょっと恥ずかしいんですけど、〝四天王〟みたいな(笑)。

――具体的に、どういう流れでグループ結成の話が進んでいったのでしょうか。

本田 もともと僕と文哉(佐野)で話をしていたのですが、ちょうど文哉が勝(中川)と会うことになっていたので、気持ちを聞いてもらいました。

佐野 本田君から預かったプロジェクトの話を勝君に投げたら、「その話、もっと詳しく聞いてみたい」と。それで改めて、この4人で集まりました。

本田 秀太に関しては誘ったというよりも、いつも僕と文哉が会うときに、横にいるという感じで(笑)。

佐野 一緒にいることに違和感がなかったんですよ。

浦野 僕も横でプロジェクトの話を聞いて、当然のように「OK!」と答えていました(笑)。

本田 秀太は当時から歌もダンスもできるオールラウンダーだったので、グループには絶対に必要な存在でした。

――4人に共通する部分はありますか?

中川 めっちゃ負けず嫌いなところですね。一回こうしたいと思ったことをやり続ける4人だと思っていますし、それがグループの原動力に繋がっている気がします。

――結成当初に比べ、関係性は変化しましたか?

佐野 より距離感が近くなりました。

浦野 それに個々のキャラがより際立ってきました。

中川 長時間ずっと一緒にいるから、収録などのトーク感もどんどんテンポ良くなっている気がします。それぞれが「ここはこうした方がいいんじゃないか」ということを判断しやすくなってきました。

――コロナ禍の中での結成となりましたが、自粛期間は会えない時期も長かったと思います。

浦野 直接会えなかったのでリモートで決めごとをしていました。そのときにメンバー同士で交わしたトークのテンポ感が面白くて、これをそのままファンの方にも届けられたらいいねという話になって、当時「ほなうさラジオ」と名付けてインスタグラムで不定期にアップしていました。それが今も続けているファンクラブ限定のコンテンツになったのは大きな収穫でした。

本田 「ほなうさラジオ」で流れるのは10分くらいの尺なんですが、撮影時間は6時間を超えることもありました。それを厳選して編集しているんですが、毎日家にいたからこそやれたことです。この経験は、こうした取材や番組収録などでもすごく役に立っています。