今年はOWVにとって個人の力を高めていくべき年 | Special interview より一層結束しながら、当初の目標でもある、個人の力を高めていく　OWV

今年はOWVにとって個人の力を高めていくべき年

――ニューシングル『You』に収録されている曲の聴きどころやコンセプトを教えてください。

中川　表題曲の「You」は、何かを始めるときのきっかけになればという思いで作らせていただきました。表題曲がミドルバラードというのは初めての試みです。昨年リリースしたアルバム『CHASER』の表題曲とは全く違う曲調で、ギャップもあるし、いろいろな面を見せるのもアーティストとしての仕事・味に繋がってくると思ってみんなで決めました。青と白の衣装にもこだわりがあって、メンバーそれぞれ形は違うんですが、インサイドアウト（※襟や袖、裾などから裏地を見せる製法）という技法を使っています。それによってファンの皆さんの「You」と、僕たちの「I」が表裏一体だということを表現しているんです。歌詞やちょっと切ないメロディーだけではなく、衣装にも僕たちの想いを乗せて作っていただいたので注目してもらえるとうれしいです。

佐野　「Sound The Alarm」は、今までOWVが表題曲に出してきたようなスタイルのダンス曲です。この曲も〝始まり〟がテーマになっていて、アラームのイメージで心の中の熱いものを呼び起こすような強い楽曲になっています。ラップラインとボーカルラインがキレイに2：2の割合でパート分けされているんですが、本田君と勝君のラップ、僕と秀太のボーカルで、それぞれが本領を発揮しています。

浦野　「TALK TALK TALK」はOWVの初ライブツアーで初披露した恋の始まりを歌ったポップソングです。ファンの皆さんと一緒に盛り上がれる〝ザ・ライブソング〟で、サビの「TALK TALK TALK」とリフレインされるパートは、ライブで声が出せる状況になったら一緒に口ずさんでほしいですし、フレーズに合わせたペンライトの振り方もあるので、これからライブでどんどん披露していきたいです。

――もうすぐ4月と新年度を迎えますが、個人としての抱負を聞かせてください。

中川　スケボーをしてみたいです。

浦野　東京オリンピックに感化されたんだな（笑）。

中川　違う違う（笑）。普通に楽しそうだし、実は高校時代にちょっとだけやっていたんです。怪我に気をつけてパークにも行ってみたいです。一回しかない人生だし、何でもトライしてみたい！

浦野　僕は最近通い始めたサウナです。週2～3回は通っていて、一人でも行きます。汗をかくのは気持ち良い！

本田　この前、スーパーの屋上で「テニス会員募集」という張り紙を見て、OWVの活動に加えて、何かスポーツに打ち込みたくなりました。道具の手入れにも興味があって、昨日もYouTubeでグローブの手入れの仕方が分かる動画も見ました（笑）。大事に手入れした道具でスポーツに打ち込んでみたいです！

佐野　カンフー映画で見るような「股裂き」ができるようになりたいです。石と石の間で足を引っかけられるくらいになりたくて、家で悶えながら毎日頑張っています。今年25歳という節目を迎えるので、まだまだ体は動きますけど、油断せずに体をどんどん仕上げていきたい。放っておいたらどんどん体力も落ちていきますからね。

――ではOWVとしての抱負をお願いします。

本田　より一層結束しながら、当初の目標でもある、個人の力を高めていくべき年だなと思っています。それぞれが活躍できる分野に特化した仕事ができるように、メンバーみんなで頑張っていきます！

中川　ユニット曲やソロ曲にもチャレンジしたいね。

――最後に進路選択を控える読者にメッセージをお願いします。

浦野　後悔しないように勉強はした方がいいです。今まで努力してきたことを、大学受験や就職試験などで出せるか出せないかは人それぞれです。ただ、努力したという結果は残りますし、たとえ失敗したとしても人生の一部分に過ぎないから、そこで落ち込まないでほしいです。

本田　自分が本当にやりたいことを見つければ、自ずと頑張るべきことが見えてくる。それに尽きると思います！

――誰しも挫折した経験はあると思いますが、それをプラスに変えるためにはどのようにしたらよいでしょうか？

佐野　ある意味、「勘違い」は必要だと思います。周囲に迷惑をかけるような勘違いは「お前、浮いてるよ」と思われてしまいますが、「自分だったら絶対成功できる」「この信念は誰にも負けない」というような良い意味でのナルシストになれば、挫折してもブレずにやっていけるのではないでしょうか。