人生は何があるか本当に分からない

――堀田さんは映画『ブルーサーマル』でアニメ初出演にして主演を務めていますが、もともと声優をやりたい気持ちはあったのでしょうか?

堀田 いつか声優はやってみたいなと思っていました。先に原作のマンガを読ませていただいて、「これはやりたい!」と。空がすごく印象的な作品なので、願掛けでオーディションにはブルーのニットを着ていきました。

――いつ頃から声優のお仕事を意識しましたか?

堀田 自分自身で言うのもなんですけど、俳優をする中で、周りの方から「声が素敵だね」と言っていただくことが多くて、声を活かした声優業もできたらいいなと思っていました。

――原作を読んだ印象はいかがでしたか?

堀田 絵だけでも、本物の空の青さが浮かんでくるようなリアルな感じがしました。マンガは白黒ですけど、自分の中で色をイメージしながら読んで、本当に美しいなと思いましたし、これが映像になったら、もっともっと美しいんだろうなというイメージが広がる作品でした。

――堀田さんが演じる都留たまきは、高校時代はバレーボール一筋でしたが、“普通の大学生活”を夢見て上京します。ところが、あるトラブルがきっかけで航空部へ入部して、空に恋して、その活動にのめり込んでいきます。ご自身と共感する部分はありましたか?

堀田 私ももし大学に行っていたら、やっぱり青春というか、サークル活動や恋愛などの楽しいことを夢見て、部活には目がいかなかったと思います。でも人生って何があるか本当に分からないなって思いました。ちょっとしたタイミングやきっかけでこんなにも世界が変わるんですから。

――堀田さん自身も体育会系でしたか?

堀田 運動は好きで、中学生の頃はバスケ部でした。だから、たまきがグライダーに出会って、仲間たちと共に打ち込んでいく姿も「分かるなー」って。私自身も部活動を通して、仲間と切磋琢磨して一つの目標を叶える経験がありますし、みんなとの“絆”という面でも共感できました。