4人の歩みを収めた全20曲に及ぶMajor 1st Full Album

――メジャー初のフルアルバム『事象の地平線』ですが、リリースに至った経緯を教えてください。

柳田 2020年の夏にメジャーデビューしてからすぐコロナ禍になってしまって。ライブができない間、コンスタントにデジタルリリースを続けてきて、1年半で約15曲をリリースしました。でもそのほとんどがサブスクなどのデジタルリリースだったので、魂を込めて作った自分の子どものような楽曲を、どうしてもフィジカルとして残したい気持ちがあり、新録曲とともにアルバムを出すことになりました。

――メジャーデビューしてからこれまでの歩みが詰まっているんですね。

柳田 聴いていただくと分かる通り、本当にジャンルがばらばらです。このバンドはどのように形容したらいいんだろうって思うくらい、4人でいろんなことに挑戦し続けてきました。ファーストアルバムからここまでの規模感で、色とりどりな楽曲を作っているバンドはなかなかいないのではないかという自信もあります。

――ドラマやアニメのタイアップ曲だけでなく、アユニ・ D(BiSH/PEDRO)さん、n-buna from ヨルシカさんとの「初恋」、キタニタツヤさんとの「愛のけだもの」などのコラボ曲も収録されていますが、アルバムの中でティーンの方に聴いてもらいたい曲をお聞きしたいです。

柳田 高校生の頃は、プライベートスタジオにバンド仲間で集まって、みんなで音を出すことがひたすら楽しくて、それだけが原動力でした。そういう当時の気持ちを忘れてはいけないという意味でも「パーフェクト・ルーキーズ」を聴いてほしい。僕自身、10代のころを思い出しながら作った曲です。

吉田 「未来永劫」と「タイムファクター」。どちらも『ワールドトリガー』(テレビ朝日系)というアニメの2ndシーズンEDと3rdシーズンOPで、曲としても若い世代に刺さると思います。特に「未来永劫」は友情のことを歌っていて歌詞にも深みがあるので、卒業シーズンにカラオケで歌ってもらえたらなと思います。

黒川 吉田と同じく「タイムファクター」です。ドラムのフレーズは基本的に柳田が最初に提案してくれるんですが、この曲に関してはキックの位置をどうするかでめちゃくちゃ揉めたんです。普段はそれほどメンバー同士でぶつかることがない分、思い入れが強いですね。

桐木 「巡る巡る」です。今はライブでも声は出せませんが、お客さんもジャンプや拍手など身体で表現できる要素があります。まだライブハウスに行ったことがない10代の子も、この曲を聴いてライブに足を運んでいただき、僕たちと一緒に楽しめたらなと思います。