スネ夫の心情がリアルで葛藤する部分が理解できた

――『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』で初の声優にチャレンジしましたが、オファーがあったときはどんな気持ちでしたか?

内海 僕は気になる仕事が入っているとマネージャーさんに聞くんですけど、スケジュール帳に「ドラえもん(仮)」って入っていたので「ドラえもんの何?」って、すぐ聞きました。まさかの声優で、それが大好きやったドラえもんの映画とは!初挑戦がドラえもんはエリートですから、胸を張れますよね。ドラえもんの映画は毎回見ていて、前作の『映画ドラえもん のび太の新恐竜』(2020年)はBlu-rayも購入したので、めちゃめちゃ嬉しかったです。

――台本を読んだ印象は?

内海 どストレートな友情と勇気の話なんですが、最近、年齢を重ねてきて勇気を出すこともなくなってきたので心が洗われました。

駒場 僕は最初に自分らの役を台本で見て、一言二言のエキストラ的な感じなのかなと思ったら、たくさんやらせてもらえるんやなと。(ストーリー的に)大事な役というのが嬉しかったです。あとスネ夫の心情がすごくリアルで、葛藤する部分がめっちゃ理解できるなと。子どもだけじゃない、大人が見ても、より響くんじゃないかと印象に残りました。

――声優デビューにあたってどのような準備をされましたか?

駒場 家で奥さんの前で練習したときにはOKが出たんですけど、本番では全然OKが出ませんでした。

内海 奥さん甘いのよ。奥さんやから行けたんよ。

駒場 画に合わすというのが難しいんですよね。たとえば吐息みたいな、振りむいたときに出る言葉にならんぐらいの「あ」とか、動き出すときの音が一番難しかったです。今はドラえもんに限らず別のアニメを見ていても、そういうところが気になるようになって。次回のオファーのために、感覚を忘れないように体を温めてます(笑)。

内海 僕も事前に台本をいただいて練習はしましたけど、画を前にしたらそのキャラの表情とかもありますし、それになりきらなあかんというのもあります。しかも僕が演じたのは普通の役じゃない、大統領のパピを守るピリカ星の地下組織のリーダーなので、お手本がなくて難しかったです。

――駒場さんが演じたのもパピを守るために立ち上がる宇宙船のパイロットで、お二人ともシリアスな役柄でした。

内海 一つもネタのようなものはないですし、コンビでの掛け合いもないですし。

駒場 完成した映画を見たときに、ちゃんとドラえもんのキャラクターたちと会話しているから、「自分があの中でしゃべってるやん!」って嬉しかったです。