木村佳乃さんが緊張する私の心を柔らかくしてくれた

――初めてのアフレコはいかがでしたか?

佐竹 オーディションのときから同じスタッフさん・監督さんという安心感があったので、本番のほうがリラックスして臨めたと思います。初めてなので分からないことだらけでしたが、監督さんが難しい言葉を使わず、分かりやすく指示してくださったので、混乱することなくキャラクターづくりができたと思います。

――具体的にどんなことを意識しましたか?

佐竹 感情の出し方は監督さんと話し合いながら決めていきました。その感情を言葉のどこで出すかは、吹き替えする前の英語を参考にして、キャラクターの表情を見ながら、お客さんに伝わりやすいタイミングを考えていきました。アニメーションなので、早口で、尺も短いんです。私は関西出身で、家族全員がよくしゃべるので、めちゃめちゃ早口なのですが、そのあたりも今回の作品では活かせたと思います。

――よく通る声をお持ちですよね。

佐竹 もともと声はコンプレックスでした。でも今回声優をさせていただけたことで、ちょっと好きになれましたし、認めてあげることができたので、そういう機会を作っていただけて感謝しています。

――母親役の木村佳乃さんの印象はいかがでしたか?

佐竹 木村佳乃さんは以前から大好きで、ドラマもたくさん観ていました。アフレコでお会いすることはなかったんですが、取材でご一緒させていただいたときに、本当に素敵な方で、緊張する私の心を柔らかくしてくだりました。インタビューの受け答えもチャーミングでユーモアがあるし、おかげで私もリラックスしてお話できた気がします。

――実際に自分の声が入った映像をご覧になったときは、どんな気持ちでしたか?

佐竹 大好きなピクサーのオープニングが流れてすぐに私の演じるメイちゃんの声が聞こえた瞬間、震えました!ソワソワして観ていましたが、作品としてすごく面白くて。親子愛というテーマも素晴らしいし、メイちゃんのコロコロ変わる表情やちょっとダサい感じも愛らしくて。いろんな人に届いたらいいなって思いました。

――普段から配信で映画はご覧になりますか?

佐竹 ディズニープラスに入っているので、めちゃめちゃ観ています。だからこそ、そこで配信される作品に私の声が入っているのかと思うと恥ずかしいというか、変な感じです。

――7月から始まる舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」にも出演がきまるなど、大作が続きますね。

佐竹 ハリー・ポッターも大好きな作品で、11歳の頃に「ホグワーツ魔法魔術学校から手紙が来ないかな?」と言っていたくらい。「現実になった!夢が叶った」と思うと鼻が高いですし、世界中の方に愛されている素敵な作品なので、一生懸命頑張らないといけないなと思います。