コロナ禍になるまではバレエ一筋の日々を過ごしていた

――この世界に入ったきっかけを教えてください。

佐竹 3歳の頃からクラシックバレエをやっていて、高校3年生の夏に短期留学する予定でしたが、コロナ禍の影響で行けなくなり、少しモチベーションが落ちてしまいました。緊急事態宣言も出て、一番大事な時期に学校に行けなくなったり。そんなときに、母がホリプロタレントスカウトキャラバンのオーディションを見つけてきてくれて、ミュージカル次世代スターを探せというテーマだったので、「バレエの経験が活かせるかもしれないし、何かに挑戦することでまたやる気が出るかもしれないよ」と薦めてくれたんです。それで応募した結果、特別賞をいただくことができました。

――それまで俳優になりたい気持ちはありましたか?

佐竹 高校1年生のときに、地元の芸能事務所に入っていましたが、バレエを本業にしたいと思っていたので、役者になりたいというよりも人生経験を増やすのが目的でした。今の事務所に所属してから現実味が増したというか、演技を頑張ろうと思いました。

――バレエは今も続けていますか?

佐竹 高校生の頃に比べたら頻度は落ちていますが、16年間続けてきた自分の武器でもあるので、レベルを落とさないように続けています。

――高校時代はバレエ一筋だったそうですね。

佐竹 高校はバレエ専門の学校で、毎日バレエでした。定期的に舞台もあったし、夏休みも毎日練習があったので、ほぼバレエ以外のことはしていないぐらい。当時はバレエの先生になるのが夢だったので、その夢に向かって進んでいました。

――学校では具体的にどのようなことを学んだんですか?

佐竹 毎日バレエの授業があって、バレエの衣装を自作する授業もありました。制作した衣装で学年最後の舞台に出るんです。ほかにも舞台理論、フランス語、バレエ用語などの座学もありました。普通の高校と違って学校の授業でバレエができるので、バレエに集中できるし、同年代の子たちと切磋琢磨できたので、行って良かったと思います。

――バレエ経験は今の仕事にも活きていますか?

佐竹 バレエはすごく厳しい世界なので、へこたれない精神というか、ストイックに努力し続ける力が身についたと思います。