コミカルとクールさのギャップも大きな魅力
今回はツアータイトルにもあるように「Date」がテーマ。これには公演全体で一日の流れを表現するという演出も組み込まれている。その中の昼を表す「Cafe7」なるコーナーでは、BARのマスターに扮した萩谷のもとに集まった長妻と諸星がお笑い芸人・我が家のような軽妙な掛け合いを開始。続けて安井、真田、森田によるテレビショッピング風のコント仕立ての映像が流れると、メンバーのボケに合わせて観客席からもつい笑い声が。その後、森田のボケに対して長妻と諸星によるツッコミでオチがつくと、それまでとは雰囲気が打って変わり、大人のムード全開の「Cafe latte」へ。萩谷のドラムプレイに合わせ、6人がキレのあるダンスで観客を魅了。
「Rest my life」では、イントロのピアノが流れるとセンターステージに森田が登場。白シャツに裸足の出で立ちで、白いスポットライトに照らされながら一人、曲に合わせてコンテンポラリーダンスを披露。「もしも」では、ブーケを掲げたメンバーの歌唱に合わせて円形のセンターステージがゆっくりと上昇し、幻想的な世界観を構築。この2曲は場内のペンライトを消灯した中でのステージングで、観る者の没入感を煽る演出にもなっている。続く「Feel So Good」はこのツアーからセットリストに加わった楽曲だが、早くも彼らの定番といえるほどに魅力的なナンバー。爽やかな曲調は先ほどまでの張り詰めた空気を解きほぐしていくようで、花道を歩くメンバーもお互いに仲良く肩を組みながらカメラに笑顔でアピールする。