みんなオタクなのは一緒だから熱量が共有できる
――デビューから約1年、一緒に活動されてきた中で、メンバー同士の関係などに変化を感じることはありますか?
よせい 今は上京しているメンバーもいますが、もともと地方組が多くて、ご時世的にもプライベートで遊びに行くこともできなくてお仕事でしか会えないんです。MV撮影とかこういう取材では長時間一緒にいれるので、そのときにいろいろ話したりして、仲は深まっていますね。
――どのようなお話で盛り上がるのでしょうか?
ゆゆん 中身がない話が多いよね(笑)。
よせい 誰かがボケたら誰かがツッコんで、笑うという繰り返し(笑)。みんなそれぞれ好きなものが違うので。
ゆゆん ただオタクなのは一緒だから、熱量は共有できます。レコーディング中の休憩時間とかMV撮影の待ち時間に、作山とよせいはディズニーの曲をなりきって歌っていたよね。それを見てゲラゲラ笑っているっていう(笑)。
よせい 主に犯人は私なんですけど、優しいからみんなが付き合ってくれて。自分でも最年長のくせに情けないと思うんですけど、どうしてもじっとしているのは我慢できなくて。私、寝ているか動いているかの二択なので。
ゆゆん 本当にそうなんですよ(笑)。
――好きなものはそれぞれ違うとおっしゃっていましたが、今一番みなさんが好きなものはなんですか?
よせい 私は小学生のころからBIGBANGさんが好きで。初めてライブに行ったとき、「歌でこんなに人を感動させることができるんだ、こんなに楽しくなれるんだ」と思ったのがきっかけで私も歌手になりたいと考えるようになったので、歌手を目指すきっかけをくれた大切なアーティストさんとして尊敬していますし、一生愛し続けます。
ゆゆん 私はVTuberにハマっています。にじさんじさんなどいろいろなライバーさんの配信や動画を見たり、「歌ってみた」でいいところを学んだり。最近はAdoさんの歌い方、表現力がすごいなと思って聞き入ってました。
作山 私は友だちと喋ることが今はすごく好きです。受験と活動の両立で、大人に悩みを伝えてもあまり分かってもらえなかったりするんですけど、同年代の子に話すと否定せずに受け入れてくれたり、アドバイスしてくれるんです。もうすぐ中学を卒業するので、あと少ししか一緒にいられないと思ったら後悔しないようにみんなとおしゃべりしようと思っています。
大原 私は漫画がものすごく好きなんです。上京してから、それに拍車がかかっていて、どんどん漫画を買ってしまっていて(笑)。すぐ本屋に入ってしまって、いつの間にかレジに大量の本を持って並んでいます。辞めておこうという気持ちもあるんですけど、気づいたら買ってます(笑)。昔はお母さんから「本を買いすぎ。部屋が埋まっちゃうからやめなさい」と言われていたので1か月に数冊しか買っていなかったんですけど、最近は何十冊も買ってしまってます(笑)。
――オススメの作品を一つ上げるとしたら?
大原 2作品でもいいですか?(笑)。ひとつは『推しの子』という作品で、医者だった主人公が転生したら推しのアイドルの子どもになっていたというあらすじだけでもびっくりする内容で。読み進むたびに新たな驚きがあって、それがずっと続く面白い作品なんです。もうひとつは『SPY×FAMILY』。今度アニメ化されるんですが、ギャグもあり涙もありで、すごくいいんです!
実果 私は、BE:FIRSTさんです。たまたまテレビを付けたときにBE:FIRSTさんが映っていて。その瞬間に「何だこれは!」と思ったんです。その日のうちに過去の番組も見て、気づいたらハマりました。
よせい いつもライブパフォーマンスの動画を見ながら「よせい、これ見て!表情よくない?声もいいんだよ!」と見せてくるので、私も覚えちゃうくらい(笑)。
実果 声もすごくいいし、こうしたら絶対カッコイイなと思う表情をしていて、私もテレビやライブパフォーマンスを収録するときに「ここで私もこういう表情したらいい感じに撮ってもらえるんじゃないか」と考えたり、すごく影響をもらっています。
よせい 出会った当初はまだBE:FIRSTさんが結成していなかったので、実果がこんなにハマるのが想像できなかったんです。それがある日を境に、ホテルで「これ見て!」「こんな表情できるようになったんだ……」と話しているのに、既視感を感じています。私もオタクなのでよく言うんですよ(笑)。