劇場でもテレビでもない、ここでしか観られない10分間
最後となる4ブロック目。登場したのは、オズワルドの畠中悠と伊藤俊介、インポッシブルのえいじ、ひるちゃんだ。ジャルジャルはVTRでの出演となる。
伊藤は「10分間の寄席を今日もこなしました」と、慣れていることをアピールして見せると、インポッシブルの2人が「17年やってるけど2分が限度」と続けた。
最初は、ジャルジャル。後藤淳平と福徳秀介がフォークギター抱えて登場。2人は駆け出しのフォークデュオとの設定で、「カバーを主にやってます」と挨拶し、ティーンに人気のヒット曲を3曲披露。だが、すべての曲が「うろ覚え」で、まともに歌えない。特に、ゆずの「栄光の架橋」は、「♪何度も何度もあきらめた夢の途中」までを何度も何度も繰り返してしいまい、サビに入れないという、聴いていてもどかしいもの。結局、続く別の曲の途中で「♪いくつもの時を越えて」と「栄光の架橋」のサビを歌ってしまうという構成だ。
川島は「頭がおかしくなるわ。20分でもいけそう」と、ジャルジャルのテクニックに舌を巻いた。
そんな中、オズワルドが登場。本題に入る前に、畠中が伊藤の妹・伊藤沙莉ネタを振っていじるというサービスも、10分間もあるからこそ。メインとなるのは伊藤が「誰かと中身を入れ替われるならキムタク」と言い、畠中が「俺、漫才でキムタクにツッコめないよ」から始まるもので、話はさらに広がりを見せ、漫才巧者ぶりで観る者を圧倒。
小杉は長けた話術に感心するばかりで、川島は「きっちり10分だった」とプロの仕事ぶりを称賛。
そして小杉が「ジャルジャル、オズワルドと最高のリレーを見せたので、トリも楽しみ」とインポッシブルの2人にプレッシャーを与える。
本日最後のネタとなるインポッシブルは、ひるちゃんが短距離走、重量挙げ、柔道、マラソンの選手を次々に演じて、ありえない反則をおこない、えいじ扮する審判がその都度「失格」を言い渡すというもの。
後半はガラッと変わって、えいじが「でっかい昆虫と戦おう」と言いだし、2人が巨大なカブトムシ、カマキリ、クワガタと戦う。だが、暴走を始めたというしかないハチャメチャぶりで、なかなかオチにたどり着かない汗だくの2人に、小杉と川島が大笑いしながらツッコミを入れ始める。
えいじは「反則ネタは5分を予定していたのに3分で終わってしまったため、後半は必死になりすぎた」と、やり終えて充実の表情を見せた。
今回の企画を川島は「感動を覚えたし、劇場でもテレビでもない、ここでしか観られない10分間だった」と振り返り、小杉とともに「本日はどうもありがとうございました」と締め、会場からは大きな拍手、チャットは大満足のコメントで沸いた。
Information
『THE 10ミニッツ!』~今しか見られない極上10分ネタSP~
<見逃し配信>2022年3月18日(金)20:00まで
※チケット販売は、FANY Online Ticket にて3月18日(金)12:00まで
<チケット料金>無料