お笑い芸人は「失敗も成功も全部がネタになる」

――東京進出も果たす新年度ですが、お二人の目標を教えてください。

荒川 2つあります。1つは、小説の言葉の通りに生きてみたいと考えていて。実は、人生で2回だけ小説を読んだことがあるんですよ。それ自体は少な過ぎてめっちゃヤバいだろうけど(笑)。そのときに読んだ中で「いい風になっても、悪い風になってもいいからやってみよう」といった言葉があったんです。自分にはなかった考えだったので、ずっと心に残っていて。みんな「いい風」にだけ過ごしたいじゃないですか。でも、東京へ行くことに不安もあった中でその言葉を思い出したので「悪い風」になってもいいから、そのときはそのときで、状況を変えていけるよう頑張りたいですね。もう1つの目標は挑戦して、戦っていくことです。地元の大阪にいるギャルの先輩から怒られたときに「戦ってこその話でしょ?」と言われたのを覚えていて。輝けるのは逃げる人より戦っている人だろうし、お仕事や賞レースであったり、どんどん挑んでいきたいです。

はる 色々なお仕事や人に出会いたい気持ちはありますね。大阪のお仕事でもたくさんの方々と出会わせていただきましたけど、東京で活躍されている芸人さんとはからみがほぼなかったので。みなさんとお会いするには自分らも頑張っていかなければと思いますけど、出会いのチャンスを広げるために、私たちも多くの人に知っていただけるようになりたいです。

――最後になりますが、読者のティーンの中にはお笑い芸人をめざす方々もいると思います。今後の活躍も期待されるお2人から、みなさんにメッセージをお願いします。

荒川 十代の子たちにふさわしい内容かとは思いつつ……。私は大人になってから、ギャル友とお酒ばっかり飲んでいて。自分でも「無駄やな〜」と思いつつ遊んでいたら、ネタになった「ギャルあるある」が300を超えていたんですよ(笑)。YouTubeチャンネル「エルフのギャルJAPAN」でも動画を出せたので、無駄だと思っても「無駄じゃない」ことがあるんやなと気が付きました。芸人って失敗も成功も全部がネタになる仕事だから、好きなんですよ。だから、自分がやりたいと思ったことは一生懸命にやってほしいなと思います。中途半端では、すべてがダメになってしまうから。何事も全力でやっちゃってください!

はる 勉強や学校行事は今しか楽しめないので大切に!私が通っていた高校は、めっちゃ学力の低い学校でしたけど、全力で楽しんでいたから、今でも「学生時代にこんなことがあって」とネタにできているんですよ。ホンマ、体育が好きやったからドッジボールばかりやっていて。まあ、それは活きているのか分からんけど……。あと、勉強への苦手意識もあったし「勉強して何の意味があるん?」と感じていたけど、知識がある人はすごいなと思うんですよね。勉強しておいたほうが将来、可能性も広がると思うので頑張ってほしいです。

Information

『Laugh&Peace MUSIC BEST2022』
2022年3月16日(水)リリース
【CD】税込価格:¥2,200

■収録内容
01.すゑひろがりず/雅-MIYABI-
02.祇園木﨑&ラニーノーズ洲崎/笑っていれば
03.如月マロン(ジェラードン)/イチゴのショートケーキ
04.しゅんしゅんクリニックP/ヘイヘイドクター
05.ジョイマン高木 with A/NA NA NA NA
06.見取り図 盛山/ショーバン
07.ラニーノーズ/ラップバトル
08.こがけん/死亡フラグの唄
09.みどりくん。/ハッピーラッキーエブリデイ
10.アイロンヘッド/旗揚げ
11.TAKAHIRO(うるとらブギーズ佐々木)/オーマイガール
12.トニーフランク/壁の向こうに笑い声を聞きましたか
13.エルフ/ハートおムービング
14.Everyday/Critical Hit EDM Ver.
15.日谷ヒロノリ/CHANGE
16.誠子(尼神インター)/アップルパイ
17.ゆりやんレトリィバァ feat.トット、ミキ、ラニーノーズ/YOUR STUDIO LAND〜自分らしさ彩る笑顔咲くとき〜
18.西村ヒロチヨ/グミ食べたい
19.Berry Better!!/Very Berry Better!!
20.ジュースごくごく倶楽部/勇者にしてあげる
21.リーゴ(プラス・マイナス岩橋)/断捨離のウタ
22.鈴川絢子/ふみきりのうた
23.ヘンダーソン/石焼き芋のうた

エルフ

芸人

ボケの荒川(1996年8月30日生まれ、大阪府和泉市出身)と、ツッコミのはる(1996年6月16日生まれ、大阪府枚方市出身)によるお笑いコンビ。共に吉本興業の養成所・NSC大阪校38期生。2016年4月に結成。劇場では、ギャルである荒川のキャラクターを生かした漫才で客席を盛り上げる。2017年「第18回 新人お笑い尼崎大賞」漫才・コント等の部で奨励賞を獲得。2020年には「女芸人No.1決定戦 THE W」で準決勝進出を果たした。荒川の「ギャルあるある」ネタなどを引っさげ、テレビの地上波をはじめメディア露出も急増中の注目コンビ。

Photographer:Toshimasa Takeda,Interviewer:Syuhei Kaneko