役柄に背中を押してもらった

――日比さんは毎週火曜に放映中の地上波ドラマ、MBS/TBSドラマイズム「liar」の連動型作品となるdTVオリジナルドラマ「liar~すれ違う恋~」のヒロインを務めていますが、「liar」との繋がりはあるのでしょうか?

日比 1話では男性の視点だったものが、2話では女性の視点になるという、男女の目線が入れ替わる共通点はありますが、「liar~すれ違う恋~」は10日間という短い時間の中での恋のお話というところが大きな違いです。

――「liar」の主演を務める佐藤大樹さん、見上愛さんが引き続きdTVオリジナル版である本作の主演を務めます。そして古川雄輝さんも同じ役柄で出演。古川さんは本作で主人公を、日比さんはヒロインを務めます。

日比 地上波ドラマの放送途中から配信が始まったんですが、「liar~すれ違う恋~」は「liar」では描かれない、空白の4年間を舞台に起こったお話です。古川さん演じる出野さんは、あることが原因で恋愛に前向きになれません。一方、私が演じるナオは何不自由なく生活しているお嬢様ではありますが、家の中でのしきたりというか、親が敷いたレールのようなものに縛られていて思うように身動きが取れない。でも運命の恋がしたいと思っているんです。そんな2人が出会って、恋に落ちて10日間一緒に過ごしていく中で、気持ちが交わったり、すれ違ったりしながら、恋がどうなっていくのか……そんな切ない物語です。

――ナオに共感する部分はありましたか?

日比 最初に台本を読んだときは、あまり似ているところがなかったのでどうしようかなと思いました。ただ台本を読み込んでいく中で、もしかしたら自分に起こり得ることかもしれないと。私も今こうやって芸能生活をしていて、自分のやりたいことを自由にやらせてもらえているけど、それができない状況だったかもしれないなと思うと、身近に感じるようになりました。

――ナオは本音を言えないタイプですが、日比さんは自分の気持ちを正直に言えるほうですか?

日比 私は気が弱いので、人と話したり、現場にいたりするときは、一回様子を見てしまうところがあります。「この人はどういうことを思っているんだろう」「どういうことを言われると嫌な気持ちになるんだろう」などと考えてしまうことが多くて……。でも今回の現場も含めて、いろいろなお仕事をさせていただくうちに、自分の中に閉じこもっているうちは何もできない、もうちょっと自分にわがままになって、思ったことを言ってもいいのかもしれないと考えるようになりました。そう思えたのは本当に最近ですね。今回の役柄に背中を押してもらったのも大きかったかもしれません。