ディレクターが交代した「SEPTENI RAPTURES」が魂のパフォーマンスで結果を残す

前回優勝の「SEGA SAMMY LUX」による、前ROUNDから正式メンバーとなったRAANAを迎えたオープニングアクトで華やかに幕を開けたROUND.8。

トップバッターは苦戦が続いている「USEN-NEXT I’moon」。今まで感じてきた嬉しさ、悲しさ、苦しさを表現するために掲げたテーマは「心の解放と葛藤」。チームの持ち味である愛らしさは封印して、真剣なまなざしで訴えるような表情を浮かべる8人。美しいピアノの旋律が印象的なミディアムテンポのR&Bに乗せて、シンクロ率の高いダンスを繰り広げる。センターを務めたHarukaは上衣を脱ぎ捨て、鮮やかなピンク色の衣装に早着替えして、心の解放を表現。しかし得点は60点と伸び悩んだ。

前ROUNDは初の70点台を獲得して、後半戦の巻き返しに期待がかかる「LIFULL ALT-RHYTHM」は、MST、KIKKY、源元と3人のSPダンサーを招聘。武道衣を思わせる衣装に身を包んで、胡坐をかいて座るオープニングから意表をつき、$(ドル)と源元によるフィンガータット(※指を効果的に使ったダンス)や、琉球空手インターハイのチャンピオンという経歴を持つKIKKYの華麗な動きなど、ユニークな要素を取り入れて独自のSHOWを構築した。

トータルランキングで首位に立つ「FULLCAST RAISERZ」は、ディレクターのTWIGGZ“JUN”が愛してやまない西部劇映画『ヤングガン』にインスパイアされたウェスタン風の作品で勝負をかける。ウェスタン衣装に身を包んだ8人が、馬のいななき、銃撃、風、ロデオなどをKRUMPでダイナミックに表現、70点の高得点を叩き出した。ジャッジの黒須洋嗣氏は「馬のクリエイションが効果的」と称賛しつつも、「惜しかったのは中盤で流れが止まってしまった」とマイナス面を挙げた。

「dip BATTLES」はディレクターのSHUHOがダンサーとして初登場。さらにSPダンサーのYU-TA、新メンバーのHyOgAも投入して、ハウスシーンを作り上げた先人たちにリスペクトとオマージュを捧げた「ド直球HOUSE」をテーマにしたSHOWを展開。アクロバティックな個人技も挟みながら、複雑なステップワークや多彩なフォーメーションを見せつけた。ジャッジのPEET氏は、「SHUHOが出ていてワクワクしたし、さすがのソロで、すごくかっこよかった」とSHUHOのテクニック評価した

ディレクターのakihic☆が方向性の違いからシーズン途中で退任、急遽リーダーのRIRIKAがディレクターを兼任することになった「SEPTENI RAPTURES」。この危機を乗り越えるべく、クリエイションを担当したのは、無事に大学卒業が決まったFunky YUI。自分たちの置かれた状況を「冒険」に見立てて、ファンキーなロックダンスを展開。わちゃわちゃしているけど、しっかりと統一感のある動きが、まさに鉄壁のチームワークを誇る探検隊をイメージさせ、双眼鏡、地図、宝箱などの小道具を効果的に使いながら、ポジティブに前進していく。結果は72点でトップに立ち、メンバーは喜びの声を上げ、コメントを求められたFunky YUIは歓喜の涙を流した。

「KOSÉ 8ROCKS」のテーマは「8bit」で、レトロゲームの世界観を表現。オープニング映像でディレクターのISSEIが「ブレイキンというジャンル自体がゲームのようだ」と語った通り、ブレイキンとゲームの愛称は抜群。SPダンサーに起用されたR.A.B(リアルアキバボーイズ)のメンバーである涼宮あつきを中心に、ゲームキャラクターのようにカラフルな衣装で、現実の世界とは思えないようなファンタジーかつアクロバティックなパフォーマンスで一気に駆け抜けた。