記者会見ではLVMH JAPAN代表や国際ファッション専門職大学学⾧、東京モード学園校長からメッセージ

「ME LVMH JAPANクライアント・アドバイザー・プログラム」(以下、本プログラム)のスタートとなった4月15日に行われた会見には、ノルベール・ルレ氏(LVMH JAPAN 代表取締役社⾧)、ステファン・ヴォワイエ氏(LVMH JAPAN HR SVP)、後藤京子氏(学校法人 日本教育財団理事)、 近藤誠一氏、(国際ファッション専門職大学 学⾧)、柴田誠氏(東京モード学園 校⾧)が登壇。

ルレ氏は「2014年からこのプログラムをスタートしていて、はやく日本ではじめたいと思っていました。アジア初となる取り組みが、国際ファッション専門職大学とモード学園と一緒に出来てとても嬉しいです。もう一回社会にプロフェッショナルとして戻りたいという女性に可能性を作りたい。LVMHグループにはたくさんの女性スタッフがいますが、もっと来ていただきたい。年齢は関係ありません。例えば子供を産んで、子育てした後に来ていただいても良いのです。すごく楽しみです!」と挨拶。

ルレ氏と同じLVMH JAPANのステファン氏は「日本の女性は73%の方が職に就いています。でも、その多くはパートタイムなどが現状です。コロナのような世界的な危機でも、特に女性の仕事が影響を受けてきました。不公平なシステムが存在していて、結婚、出産、介護などで、キャリアを諦めざるを得ない。才能を持った女性の機会が奪われています」と、現状を危惧しながら、「この一年間の教育プログラムで本物のコンテンツを提供します。OJTやトレーニングなど、最後には就職につながるように、支援をしたいです」と話す。

近藤氏は、「世界は大きな変革下にあり、テクノロジーが進化し、価値観も変化しています。これからは社会を変えていくエンジンである企業と人材を育成する教育機関が連携をすることで、一人ひとりが能力を発揮していくようにサポートしなくてはいけない。代表的なのがファッション業界で、着るものだけではなく、自分の人生をデザインしていく必要があると思います」と語り、「我々の役目は社会の流れを把握しながら、自分の専門を決め、知識とスキルを身につけるための教育を与えること。若い人材を育て、次の世代につなげていきたいです」と意気込みを見せる。

柴田氏は、「(モード学園では)コロナ禍の2020年においても、就職希望者の全員が就職することが出来ました。それは、現在ファッション業界で働く卒業生たちが信頼を得ているからだと思います。プロになるのは才能などが必要と思われているが、一番大切なのは“好き”や“学びたい”という気持ち。このプログラムでは、皆さんに楽しみながら学んでいただくために、カリキュラムもブラッシュアップしていきます」と自信をのぞかせた。

最後に、具体的なプログラムの内容について、後藤氏は、「週の半分は講義と実習を受け、木と金はLVMHのメゾンにいって実践を学ぶ。ファッションと、デジタルテクノロジーを含むビジネス、カウンセリングメイクを中心としたコスメのカリキュラムはもちろん、美に関する知見を高めることも出来ます。今の日本ではなかなか少ない現状がありますが、今回のプログラムをきっかけに<社会人の学び直し>の土壌が生まれればいいなと願っています」と笑顔。「このお話をLVMH JAPANさんにいただいたのは昨年の5月。一年間色々と話し合いながらプログラムを作ってきました。女性のための新しい環境、新しい人材を生み出したいという想いがつまっています。ぜひたくさんの女性にチャレンジしていただきたいです」とメッセージを寄せた。

これまで様々な事情で復職をあきらめてきた女性に向けての画期的なプログラムであり、ファッション業界全体に一石を投じることになると感じた。

詳しくは国際ファッション専門職大学・モード学園の公式サイトをチェック

国際ファッション専門職大学

モード学園

参照:令和2年上半期雇用動向調査結果の概要
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/21-1/index.html