歌で人を救えるようになりたいと思って歌手を志す
――どういうきっかけで歌に興味を持つようになったのでしょうか?
久保 お母さんがすごく歌が上手くて、よく台所で料理しながら歌っている曲を聴いて、自分も歌ってみようかなと。
――お母さんは誰の曲を歌うことが多かったんですか?
久保 よく浜崎あゆみさんを熱唱しています(笑)。それで私も小学4年生から本格的に歌うようになって、スクールにも通い始めました。絶対にお母さんを超えてやるという思いで練習しました。
――お母さんに歌を教えてもらうことはありましたか?
久保 ありました。けっこうお母さんはスパルタで、天性的なものなのか分からないんですけど、初心者にはできない歌い方をするんです。よく「なんでできないの?」と言われていたんですけど、逆に「なんでできるの?」みたいな(笑)。
――いつ頃から歌手になりたいと考えましたか?
久保 中学2年生くらいです。カラオケに行ったときに、友達や家族が私の歌を聴いて感動して泣いてくれることがあって。それで歌で人を救えるようになりたいと思って、歌手を志しました。
――歌手になりたい気持ちは、早い段階で家族にも伝えていたのでしょうか?
久保 伝えました。お母さんが「絶対に歌手になれる!」と言ってくれて、その言葉を信じて練習に励みました。
――デビューのきっかけを教えてください。
久保 歌手になろうと決断してから、SNSに歌の動画を上げるようになって、中学3年生のときに、詠人不知(ヨミビトシラズ)さんから連絡がきたんです。まだ歌に自信がなかったので「大丈夫なのかな……」と思いながらお会いして、歌を聴いてもらい楽曲制作が始まって、気づいたら歌手になっていました(笑)。