自分自身のことを歌っていくためにビジュアルを公開 | Interview 自分の気持ちを素直に伝えるのは怖いことだと思っていた　久保あおい

自分自身のことを歌っていくためにビジュアルを公開

――2020年8月に配信シングル「さよならって君は言ったけど」でデビューして、2020年11月から2021年3月まで、かなりのハイペースで作品を発表しました。

久保　少しでも久保あおいを知ってもらえたらという気持ちで、どんどん出していました。大変な部分もあったんですけど、YouTubeのコメントを見ると、もっと頑張ろう！と思えました。

――中でも2021年2⽉19⽇に配信リリースした「反⾯教師為貴⽅覇本⽇怒上昇中乃巻」は、MV公開から半年で90万回再生を記録しました。

久保　この曲で、いろんな方に知ってもらえたのですが、まさかそこまで再生されるとは思わなかったです。過去、一番難しかった曲なので、頑張ってよかったなと感じました。

――初期はボカロ色の強い楽曲が多かったですけど、2022年の第1弾リリースになった「嘘だらけ」は、より歌にフォーカスした楽曲です。3月18日にMONDO GROSSOのremixヴァージョンが配信リリースされましたが、初めて聴いたときは、どんな印象でしたか？

久保　原曲とまた違う雰囲気の曲になっていて、圧倒されました。MONDO GROSSOさんのことは、アイナ・ジ・エンドさんがボーカルを務めた「偽りのシンパシー」で知りまして、自分がいつも聞いていたジャンルとは違う音楽で、自分の音楽に対する感性が広がるきっかけになりました。

――今回、ビジュアルを公開したのは、どういう意図があったのでしょうか？

久保　今までは曲を純粋に聴いて楽しんでもらいたいなと思っていたので顔を出さなかったんですが、これからは自分自身のことを歌っていくので、どんな人かわかった方が伝えたいことがより伝わるかなと思い顔を出すことにしました。

――新年度を迎えますが、抱負などはありますか？

久保　ちゃんと睡眠をとって、体調管理をしっかりしたいなと思います（笑）。音楽面では、ずっと自分の気持ちを素直に伝えるのは怖いことだと思っていたんです。でも、それを発信することによって、いろいろ気持ちも変わってくると思っているので、少しずつ発信できるようにしていきたいです。

――最後にティーンにメッセージをお願いします！

久保　12ヶ月連続で楽曲をリリースするんですけど、「一人じゃないよ」ということを伝えられるように、「独り言」のような曲の他にも、いろんな曲調でみなさんの心に寄り添える曲を作っていくので、ぜひたくさんの人に聴いてもらいたいです。