また新たに自分を認めることができた

――初のスタイルブック『今日の私が1番好き!!!』を拝見させていただきました。とてもこだわりが詰まった一冊になっていますね。

ゆきりぬ 私の方から出版社の方に企画を提出して、作るのが決まりました。やりたいことがしっかりと定まっていたので、制作はスムーズだったと思います。ファッションやライフスタイルにフォーカスした本を作りたいという思いがずっとあったのですが、もともと自分に自信がなくて「ファッションが好き」というのも言えなかったので、今こうして念願が叶って嬉しいです。

――一番こだわった部分はどこですか?

ゆきりぬ ファッションのページはもちろん、本の冒頭に黒髪ショート時代の自信がなかった頃から、どういう風に心境が変化していって、今の自分に至ったのかをストーリーチックに振り返っていて、その部分にはこだわりました。「変わりたいな」という気持ちを持っている方に勇気を与えられるかなと思っています。他にもYouTubeを通しての活動の中で、やってみて失敗だったなと思ったことも全部書きました。

――髪色を変えて「マネージャーさんに注意されました」といった話も書かれています。

ゆきりぬ 変わるのって勇気がいることだと思うんです。実際、「お化粧に興味があるけど、周りから何か言われるのが恥ずかしい」といったお悩みをよくいただくんですけど、最初の一歩を踏み出した時って何か言われやすいじゃないですか。「急にリップなんかつけちゃってどうしたの?」とか。自分自身も言われてきた経験があるし、突っ走っちゃってヘンテコリンになっちゃったファッションもあったりします。そういう部分も赤裸々にすることによって、「あ、ゆきりぬちゃんもこういう時期あったんだな」とか、「気にしなくていいんだ」とか、何か変わるきっかけになれば嬉しいです。

――良い意味で、周りの言うことを気にしすぎなくていいんだなと思いました。

ゆきりぬ ありがとうございます。私は急に髪色をピンクにしたので、「どうしたの?」「何があったの?」と、いろいろな意見をいただいて。その時は、「自分はこういう風に変わりたいんだ」というのがなかなか言えなかったので、みんなには急に変わったように見えてしまい、申し訳なかったなと思っています。時間が経ってから動画で「実はあの時はこういう気持ちで」と説明したら、「こういう考え方があったんだね」「自分の気持ちに正直に生きるのってすごく大事だよね」と受け入れてくれる声も多くて。また新たに自分を認めることができたというか、ありがたいなと思いました。

――ゆきりぬさんに勇気づけられた方もたくさんいると思います。

ゆきりぬ 私の姿を見て、「自分も変わろうと思った」と言ってくださる方も多いんです。この本を読んで、「今まではミニスカートや可愛いピンクのファッションが着られなかったけど、挑戦しようと思ったよ」という意見もいただきましたし、私のオリジナルブランド「cyun%」を手にとってくれる方も増えて、良い刺激をいただいています。