3Dアバターを駆使した愛らしく飽きさせない演出
MCを終えたメンバーは先ほどの衣装に黒いジャケットを羽織ったスタイルで登場し、モノクロトーンの映像と赤いライティングが煽情的なムードを醸し出す「柘榴」へ。その後、音ハメが気持ちのいいキレキレのダンスが印象的な「豪雨」、洗練されたショーダンスも魅力的な「J*O*K*E*R」や「夢に唄えば」と、様々な表情で観客を楽しませつつ、パフォーマンス面の成長も感じさせる展開。
「嗜好に関する世論調査」では、パネル裏からメンバーがランダムに登場しながら歌唱。終盤はメンバーの代わりにパネルにアバター化した7人が映し出されるというギミックも。このアバターは7人それぞれのダンスを忠実にモーションキャプチャーしたということもあり、愛らしく躍動する様は観る者を飽きさせない。
エレクトロなアレンジがされた「ジュトゥブ」は、メンバーカラーを基調とした衣装に着替えた彼らが、パネルのアバターと代わる代わる入れ替わりながらのパフォーマンス。この次元の垣根はもちろん、観測者の想像を軽々と超える仕掛けには、場内からも驚きの声が上がる。このアバターは4月10日に開催されたメタバース特典会でも使用されたということで、時代を先取りしていこうという、げんじぶらしいチャレンジ精神もうかがえる。