心配性なので芝居のことに関してはすごく人に相談する

――崎山さんとは初めての共演でしたが、どんな印象でしたか?

村井 実際に会うと、イメージと違いました。彼は僕の1歳下なんですけど、すごく大人っぽいんです。年下だと賑やかな子たちが多かったりするんですけれども、落ち着いていてクールで、だけど冷たい感じは一切なくて、すごく温かい人ですね。

――普段は物静かな方なんですか?

村井 無口な訳ではないんですけど、本人の持っている空気感が大人しいというか、基本穏やかで優しいんです。彼が持っているポジティブなオーラというか、プラスなオーラが溢れ出ているみたいな感覚ですかね。

――現場はどんな雰囲気でしたか?

村井 映画のままですね。普段の現場の雰囲気がそのまま映像になっているので、そういったところも注目していただければ嬉しいです。兄弟役ということもあり、そこも含めて空気感みたいなのは大事にしました。

――村井さんも稜のように、人から相談を受けたりするタイプですか?

村井 全然受けないです(笑)。どちらかと言うと、僕の方が心配性なので人に相談しますね。プライベートでは別に相談したりしないんですけど、芝居のことに関してはすごく話しかけます。監督以外にも、気になることがあったらいろんな人に質問しにいきますね。

――村井さんは厨房でのシーンが多く、実際にスイーツを作るシーンもあります。今回のために練習されましたか?

村井 最初は製菓学校で勉強させていただきました。数日間基礎的なことを練習して、いろんなお菓子作りの細かい作業もやったんですが、初めてのことだらけだったので、いろいろ教えていただきました。

――普段から料理はされるんですか?

村井 しますけど、ああいう細かい作業は全然違いますね。お菓子作りは芸術作品を作るようなものでした。

――実際に作るシーンはいかがでしたか。

村井 1から全部作るシーンはないんですけれど、デコレーションする作業とか、クリームを塗る作業とか、そういったことは段階的にやりました。こういうシーンがあるからこうやろう、と決めて製菓学校で練習したのに、その技術はほぼ使わなかったですけどね(笑)。撮影現場のお店で実際に働くパティシエの方の厨房の作業を見て、監督が、「それは何ですか?」「あ、それ面白いですね。次やってみていいですか」という感じで。どんどん現場でアドリブ的に増えていきました。