19歳で経験した初主演の初ドラマで一生の仕事にしようと思った

――キャリアについてお聞きします。学生時代から俳優を目指されていたのでしょうか。

村井 俳優になりたいと思ったのは、高校3年生の時にふと思いついた感じでした。

――それまでは全く俳優になりたいと思っていなかったんですか?

村井 楽しそうだなとは思ってはいたんですけれども、それだけでしたね。ふと思いたって、突然事務所に入ったんです。当時、『オーディション』という雑誌があったので、応募用紙を切り取って写真を貼って送りました。

――友達や親には相談しなかったんですか?

村井 親にはしなかったですね。当時、仲の良かった友達が、ちょっと芸能界のことを知っていたので、「ここで写真を撮るといいよ」みたいなアドバイスをもらいました。

――高校時代に熱中していたことはありますか?

村井 ダンスですね。本格的にやっていた訳ではなく、趣味程度ではありますが、ブレイクダンスやアニメーションダンスなどのストリートダンスにハマっていました。

――俳優デビューは舞台ですよね?

村井 そうです。まずは事務所に入って、どんな俳優になりたいかは、そこから考えていく感じでした。当時は舞台の知識がなかったので、舞台俳優になろうとは思っていなかったかもしれないですね。

――学生時代から舞台に観に行く人は少数派でしょうしね。

村井 そうなんです。演技を見るのは映画やドラマだったので、それが俳優の主な仕事だと思ってしまうんですけど、実際に舞台をやるようになって、舞台の楽しさを知っていきました。

――俳優業を一生の仕事としてやっていこうと思ったきっかけはありましたか?

村井 2007年に「風魔の小次郎」という主演ドラマをやらせていただいたときです。当時19歳で、初ドラマで初主演。完全に右も左も分からない状態でやっていたんですけれども、すごく仲間に恵まれて、クランクアップの時にキャスト全員が現場に残ってくれていたんです。それで撮影が終わった僕を、みんなで胴上げしてくれました。

――現場の皆さんと、良い関係を築いていらっしゃったんですね。

村井 胴上げされている最中に「楽しい!これを一生の仕事にするぞ!」と思いました。みんなで何かを一緒に作っていくことが楽しかったんですよね。いい人たちに巡り会えたということも含めて、この仕事でずっとやっていきたいなと思った瞬間でした。