練習や努力は自分の人生を裏切ることがない

――夢を叶えたいと考える同世代のティーンに対して、夢を叶えてきたみなさんからメッセージはありますか?

山口 私はずっと長崎に住んでいて、スクールがある福岡までは片道2時間半くらいかかっていました。それでもずっと通い続けていたのは、「練習や努力は自分の人生を裏切ることがない」という信念があったから。練習や努力が報われないことも世の中にはあるのかもしれないけど、私は「努力すれば絶対に夢は叶う」と信じ切ることにしました。

――山口さんはダンスのキレが本当に素晴らしいですけど、これだって最初から上手だった訳ではないはずです。やはり人一倍の努力を重ねたということでしょうか?

山口 ダンスに関してはめちゃくちゃ負けず嫌いなんです。昔から年上の人たちと一緒にやってきたということもあり、ダンスは本気でやっていました。でも、それが「苦労」とか「努力」かと聞かれたら、微妙かもしれません。結局、自分が好きでやっているので、ダンスが好きだから楽しく練習していて、その延長でデビューできればと思っていました。でも周りからの期待もあったので、その気持ちを裏切りたくないというプレッシャーのほうが大きかったかもしれません。それで頑張れたんだと今になって思います。

隅谷 私の夢は、デビューして、大勢の前で歌って踊ってパフォーマンスすること。こうした活動をしていることを考えると、夢は叶ったと言えるのかもしれません。でも、今は「海外に行きたい」とか別の夢も出てきています。今必要なスキルを磨く努力は絶対しなくちゃいけないんですけど、自分が興味あることにはどんどん積極的に手を出したほうがいいかなとも思っています。具体的には、ギター!スケボー!語学勉強!と、やりたいことがどんどん広がっています。

――石井さんは、いかがですか?

石井 夢を叶えるためには、努力が必要だと思います。でも普段のレッスンとかで「うわ、つらいわ……」みたいな気持ちになったら、結局、やっている意味がないじゃないですか。愚痴をこぼしながら練習しても、絶対に上手くはならないです。やっぱり普段のレッスンから、心がけが大事になると思います。私はアーティストという仕事に対しての憧れだったり、「自分にはこれしかない」っていう思いが強く「ダンスがなくなったら、自分には何がある?」と考えたとき、他に何も思いつかないんですよ。もうこれしかないなっていう感覚があります。

小田 人によって違うんですね。人柄も見てもらいたいと私は考えるようになりました。グループ活動をするにしても、個人活動をするにしても、一般常識を身につけ、礼儀や挨拶をきちんとすることは大事だと思いました。

――社会人として間違いなく求められることですからね。

小田 「夢を叶えるための努力」というとダンスや歌のことを考えると思うんですけど、私は人と違う部分で努力しようと心に決めました。そうやって発想を切り替えられたことは、自分の中ですごく大きなターニングポイントだった気がします。

――素晴らしいじゃないですか。石井さんの場合はどうでしょうか?

石井 私はEXILEさんやE-girlsさんに憧れてEXPGに入りました。昔はファンとしてライブに行っていました。今、自分がアーティストという立場になってもその頃の気持ちは忘れていないつもりです。キッズ時代、先生から教わった「アーティストという仕事に敬意を持つこと」「嘘のないパフォーマンスをすること」。これは今でもすごく肝に銘じています。昔自分が教わったことや気づいたことを、その立場になっても実践しているイメージです。

原田 最近感じているのは、お仕事を充実させるにはプライべートも充実させたほうがいいこと。忙しいだけだとストレスも溜まりますし、パフォーマンスも下がる。だからこそ、プライベートも充実させるというのを心がけています。

――進路や自分の進む道に迷ったとき、誰かに相談したりもしますか?

小川 私は家族に相談します。特にお父さん。将来の話とか仕事の話とかは基本的にお父さんからのアドバイスに従うことが多いです。小学生のときに中学受験をして、中学生のときに高校受験もして、今年は高校3年生になるので大学進学で悩んでいます。

――小川さん、優等生タイプだったんですか?

小川 全然そんなことないです。中学受験は、私が急に受験をしたいと言い出して。勉強は苦手だったんですけど(笑)。それからも同じような調子で、今、思い返してみると、やっぱりお父さんの言うことは絶対的に正しかったと思います。勉強もそうだけど、将来のことって自分よりも長く生きてきた人のほうが説得力があります。後悔するリスクを取りたくないなら、とりあえず親の言うことは聞く。これが私からの同じ世代へのメッセージです(笑)。