戦隊モノみたいなバンドを目指している

――今年1月にバンド名をteto(テト)からthe dadadadys(ザ・ダダダディーズ)に改名しましたが、どういう意図があったのでしょうか?

小池 tetoを結成したのが2016年で、たかが5年ですけど、頭が固くなってしまったというか、自分の中で凝り固まってしまったものは「もういらねぇや」と思ったんですよね。

佐藤 改名の話はtetoの元メンバー2人が抜けた去年7月あたりから出ていたんですけど、衣替えに近い感覚だったのかもしれないですね。

――the dadadadysの由来は?

小池 かっこいい名前がいいなと思って、字面で考えていたら「d」と「a」がたくさん並びました。まあ、個人的に名前は何でもいいと思っているんですけど、ないと困るから、そのためにあるだけで。それぞれの本名を並べたバンド名でも別にいいんですけど、それだと余計に覚えづらいだろうからthe dadadadysになりました。

――yuccoさんは昨年7月からサポートで参加していましたが、改名のタイミングで正式加入しました。

yucco サポートをやっているときから、あまりサポートという意識でやっていなかったので、「正式メンバーにならない?」と誘われて、自然な流れで「私もそのつもりです」って答えました。

――tetoにはどんなイメージを持っていましたか?

yucco 前にいたグループで何度か対バンをさせてもらっていたんですけど、「こんなかっこいいライブをしたい」と思わせてくれるバンドでした。

――どうしてyuccoさんに声をかけたんですか?

小池 とても魅力的なところがあるので声をかけたんですが、それを語れるほど深い関係性ではなかったので、やってくれそうだなというのが大きかったです(笑)。

――新体制でバンドを始めるのは、佐藤さんと小池さんにとっては、どんな気持ちだったのでしょうか?

佐藤 特に大きな変化はなかったんですけど、ひとつの区切りがついて、また新たにスタートできるということで「面白そうだな」と前向きな気持ちになりました。

小池 オープニングスタッフが一番面白い時期だと思うんです。文化祭の準備をしているときと同じような気持ちというか、去年はその面白さが俺と(佐藤)健一郎の間でずっとありましたね。今は準備期間が終わって、また長い本番が始まるなと。でも、正式メンバーをさらに増やしたいと思っていて、戦隊モノみたいなバンドを目指しているんです。そこには女性のモモレンジャー(yucco)が必要だったし、あと2人ぐらい増えて5人組になったときのことも考えて、バンド名を戦隊モノっぽくしたのもあります。

――4月27日に配信リリースした1stMini Album『Do Wah dadadady』に収録の6曲も原点回帰というか、ストレートにロックのかっこよさを追求した作品だなと感じました。

小池 痛快感といいますか、吹っ切れ感といいますか……もっと分かりやすい言葉で言うと「初期衝動」。先ほどお話したように準備しているときが一番楽しいというか、その準備期間に作った曲というのがあるかもしれないですね。

佐藤 特に「ROSSOMAN」は体制が変わって間もなく小池さんがデモを作った曲で、やっぱり勢いというか、そういうものがパッケージされた曲ができたなと思いました。

――曲のバリエーションも多彩です。

小池 ひとつのことをやると飽きちゃうので、自分たちが飽きずに楽しめるようにということですね。

――初めてthe dadadadysを聴くティーンに、どんな風に『Do Wah dadadady』を聴いてもらいたいですか?

小池 歌と演奏を別々に聴くのではなく、俺の声も音として聴いてほしいですね。歌詞も深い意味がある訳じゃないし、韻の踏み方なんかも無視していい。歌や歌詞ばかりに注目すると、ツマらない聴き方になっちゃうと思うんです。ただただ気持ちよく音を聴いてもらえるならラッキーだなって思いますね。