「うっとうしいくらいカマしまくった」KOSÉ 8ROCKS

トップバッターは前ROUNDで悲願の初勝利を遂げたavex ROYALBRATS。オープニングパフォーマンスで会場を沸かせた直後の登場となった彼らの今回のテーマは「笑い」。「笑わせるのではなく、笑いそのものを届けたい」(ディレクター:Yuta)というコンセプトは、何気ない日常のなかで、自分たちがツボる笑いを意識してのものだという。リハーサルで着用する「リハ着」を意識した衣装に身を包み、弦楽器のサウンドを歯切れよく使って、トップバッターながら69点を獲得。笑い声で始まり、笑い声で締めるという構成、緩急の使い分けの巧みさに加え、「笑いっていいな」と思わせてくれるパフォーマンスが光った。

今回も本場NY仕込みのVOGUEで勝負をかけたBenefit one MONOLIZ。歌声で人々を魅了するセイレーン(人魚)をテーマに、人魚の足ヒレを模した衣装で脚を拘束させた状態からのスタートという斬新なSHOWを披露した。水の音を効果的に使った楽曲が流れる中、拘束させた脚を開放させたダンスも披露し、VOGUEの新たな可能性を見せてくれたが、「ダンスの見え方にもう一アクセントほしい」(ゲストジャッジ:TAKAHIRO)と、前回よりAUDIENCEポイントを上げたものの、トータルの点数は伸びなかった。

「人を信じることが難しいパンデミックの今、身体を通して人と溶け合い、心を通じ合わせ、共に生きていきたい」(Ikuma)との思いを胸に、「ONE」というテーマを掲げたLIFULL ALT-RHYTHM。口づけのアップから始まったSHOWでは、人と心が交わり合う様をあますところなく表現し、性別やジャンルを超えた世界観に観客を引き込むパフォーマンスは「いろいろな感情の高まりがミックスされている。クリエーションもすばらしい」(TAKAHIRO)と評価された。

SOUTH MUSICのドロドロした土臭さと王道HIPHOPで勝負したKADOKAWA DREAMS。「このステージに立つのが夢だった」と語るDaichiとエースダンサーのMINAMIとのバチバチした掛け合いや独特の衣装に加え、計算されたグルーブ感、自然ながらスピード感のあるパフォーマンスで、新しいKADOKAWA DREAMSのスタイルを見せてくれた。

今シーズンから新たに参入した1chが「ダンスの楽しさを思い出した前回の経験を活かして作り上げた」というCyberAgent LegitのSHOW。「自分がLegitに入ったことで化学反応を起こしたい」との思いは、入場からシリンダーなどの小道具を効果的に使うなど、「実験」色の濃いストーリーからも見て取れる。「ダンスの形がシンプルなのにかっこいい。パンチのあるダンスが一つあればもっとよかった」(ダンサージャッジ:KATSU ONE)と、高いエンタメ性と個々のスキルの高さが評価され、67.5点と暫定3位に躍り出た。

唯一のガールズグループUSEN-NEXT I’moonのテーマは「キラキラ全力アイドル」。「センターのTinaの可愛らしさと他のメンバーのかっこよさを最大限に活かしたパフォーマンスで「キラキラとガツガツの融合」(ディレクター・OH- SE)を可能にした。

「和」を意識した前回とは打って変わって、シルバーを基調とした近未来的な衣装で登場したKOSÉ 8ROCKSが掲げたテーマは「B-BOY EVOLUTION」。「1位に導くためならうっとうしいくらいカマしまくる」というSPダンサーKakuとRYOMAのリードのもと繰り広げられたアクロバットはまさに「スキルの暴力」(ISSEI)。暫定1位に躍り出た。