JAMとJO1の間に大きな絆が生まれた
――2NDアルバム『KIZUNA』のキャッチコピーは「僕たちの絆、共に楽しもう」ですが、白岩さんはKIZUNAというタイトルに、どんな思いを抱きましたか?
白岩 前作の5THシングル『WANDERING』をリリースしたときは、体調不良でメンバーの一人が欠けてしまいました。そんな中で結成から2年かけて、初めてJAM(※ファンの総称)の皆さんに生でパフォーマンスをする機会があって、メンバー間はもちろん、JAMとJO1の間にも大きな絆が生まれたと感じました。『KIZUNA』は、またここから全員で前に進んでいこうという思いも込めて、できた作品だなと思います。これからは11人で、みんなの前に立てたり、会いに行ける機会も増えていくと思うので、より絆を深めていきたいです。
――レコーディングでは、ご自身を含めてメンバーの成長は感じましたか?
白岩 つい最近までレコーディングをしていたのですが、『KIZUNA』は新曲が7曲と曲数も多く、一つひとつをコンパクトな時間の中で仕上げなければいけませんでした。曲を覚えるだけではなく、振付も入れなければいけないという状況の中、みんなの吸収力は年々高くなっているなと感じます。短い時間でも、パフォーマンス面も含めて、上手くこなせるようになっているんですよね。MV撮影でも一人ひとりが自分の見せ方を理解しているなと感じました。
――周囲から求められるハードルも高くなっているのではないでしょうか?
白岩 JO1で活動していく以上、常に成長はしないといけないと思いますし、皆さんが期待してくださるからには裏切りたくないし、その期待を超えていきたいという気持ちもあります。今回のアルバム収録曲で言うと、「Walk It Like I Talk It」や「Algorithm」は僕たちが挑戦してこなかったような曲調の曲です。2NDアルバムを出すにあたって、挑戦していきたい、新しい一面を見せていきたいという気持ちから、メンバーとスタッフさんで話し合って、今まであまりやってこなかったような曲もやらせていただくことになりました。
―メ―ンバー間での意見交換も活発に行われているんですね。
白岩 僕的には「2021 JO1 LIVE “OPEN THE DOOR”」(※2021年11月19日 から11月21日の3日間、幕張メッセで開催されたJO1初の有観客ライブ。全5公演で4万5000人を動員)が大きかったです。1日で2公演、約40曲を披露しなければいけなかったので、その中でメンバー間の意見交換も活発になりました。それまではどちらかというと、与えられたものを仕上げていくという形だったのが、自分たち自身で考えていくという姿勢に変わった大きな意味を持つライブになりました。