自信は常に持っていなければいけないもの | 白岩瑠姫（JO1） 「自信は常に持っていなければいけないもの」Special Interview

自信は常に持っていなければいけないもの

――キャリアについてお伺いします。白岩さんは早くから芸能活動を行っていますが、いつ頃から芸能界に興味を持ったのでしょうか？

白岩　正直、高校を卒業するぐらいまでは、あまり興味がありませんでした。たぶん思春期だったこともありますが、やらされている感がすごく強くて……。自分で履歴書を送ったことは一度もなくて、周りの方や家族が送ってくれていたんです。だから自分から「本気でやろう！」と思ったのはちょっと遅かったかもしれないですね。

――レッスンを受けていても、それほど楽しめなかったということでしょうか？

白岩　義務感が強かったんですよね。なぜこれをやっているのかという意味を見出していなかったから、あまりエンジンが入らなかったんだと思います。小・中学生の頃はサッカーをやっていたのですが、芸能のレッスンよりもサッカーの練習や試合に行きたかったですし、実際にサッカーを優先したことが何度もあります。でも高校卒業するかしないかの時期に、進路選択についても考えることで、やっと本気になりました。ただ、そのときに20歳手前になっても花が咲かなかったら、そこで区切りを付けようと決めました。

――本気でやるんだったら、20歳を一つの区切りにしようと。

白岩　そうです。本気で夢を目指しても、20歳までに叶わないんだったら、たぶん自分は向いてないんだろうから辞めようと思ったんです。でも結果的にダメで、自分の中で一回夢を諦めたんですよ。ところが親が「本当に最後の最後」ということで、オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」に応募してくれたんです。ただ、そのときには自分の中で区切りもついていたし、あまり乗り気ではありませんでした。でも101人に選ばれてからは、ちゃんと取り組まなければ失礼になるし、結果的に諦めきれていなかった夢を、もう一回本気でやろうと思いました。今こうやってJO1で活動させていただいているのですから、本当に周りの皆さんに人生を変えていただいたなと感じます。

――それまで決して短くないキャリアを積み重ねていた訳ですが、オーディションに勝ち抜く自信はありましたか？

白岩　自信は常に持っていなければいけないものだと思います。ただ過信はダメです。その前に活動していたときも、少ないながらもファンの方はいました。その人たちからしたら、僕の存在は夢や希望です。僕がファンの立場だったら、応援している人に自信がないのは嫌だし、自信がある人を推したいなって思う。だからステージに立ったときは自信満々にやりますし、そうなれるくらい準備・練習をするタイプなので自信はありましたね。

――最後に進路選択を控える読者にメッセージをお願いします。

白岩　僕は20歳で区切りをつけようと、自分の中で勝手にタイミングを決めてしまっていました。もしも周りが「PRODUCE 101 JAPAN」に応募していなかったら、そのまま夢を諦めていたと思います。そういう経験をしてきたからこそ僕が言えるのは、「夢を追うのに遅い、向いてないはない」ということです。自分の夢に気付いたときが頑張り時だと思うので、本当に諦めないでほしいですし、燃え尽きるくらい夢に向かっていってほしいなと思います。僕たちもそんな人たちの目標や夢になれる、そしてサポートできるような活動をどんどんしていきたいし、夢を追う人たちに背中を見せていきたいなと思います。一緒に頑張りましょう！