「まずは動く」が琉球風水の考え方

――琉球風水とはどのようなものでしょう?

シウマ 簡単に言うと「自分のための風水術」です。ルールがあってルールがない。一般的な風水のイメージって、たとえば「西に黄色いものを置くと金運アップ」とかですよね。だけど琉球風水的には、本人が黄色を好きじゃない場合は置かないほうがいいんです。なぜかというと、部屋に好きじゃない色があるとストレスになるから。ルールに則った行動をするより、自分が心地よくいるのが開運の鍵です。

――開運の鍵は人によって違う?

シウマ 基本は違いますね。琉球風水は自分自身で選ぶんです。「これを置きなさい」と指示するのではなく、いくつか提案して「この中であなたが心地よくいられるのはどれ?」とナビゲーションします。

――シウマさんは数字を使った独自の開運術「数意学」が話題ですよね。これも、琉球風水に基づいた考え方なのでしょうか?

シウマ そうですね。琉球風水の基本は掃除なんですが、掃除って苦手な人にはハードルが高いですよね。元気がないときは尚更。そんなとき、簡単に行動を起こせるのが数字を使った開運術です。スマホの暗証番号を変えるとか、朝起きるときのアラーム時刻を変えるとか。それなら元気がなくてもすぐにできますよね。変えた時点で、気持ちが少しだけ前向きになる。そこから開運が始まるんです。

――行動と気持ちを変えることが鍵なんですね。

シウマ 「まずは動く」が琉球風水の考え方です。行動を起こさないと何も始まらないですから。