常に最新の状態で進化し続けなくてはいけない

──コムドットは「日本を獲る」ということを目標に挙げています。これは具体的にどういった評価軸で日本を獲るのでしょうか?たとえば納税額なのか、ビートたけしやイチローや嵐といった著名人の影響力を凌駕することなのか。

やまと それ、よく聞かれるんですよね。つまり多くの人が気になっているんでしょうけど。評価軸に関しては、数字に重きを置いていないんです。それよりも「日本で一番のグループって何?」って聞かれたときに名前が上がるような存在。そこを目指していきたいんですよね。

──それは「日本で一番のYouTubeグループ」ということですか?

やまと いや、もっと広い意味で。先ほど嵐さんを例に出されましたけど、嵐さんのすごさって「CD売上枚数」とか「レギュラーの本数」とかそういうレベルの話じゃないと思うんです。会話の中でパっと嵐という名前が出てきたときに、みんなが5人の顔をイメージできる。僕たちもそこまで行きたいんです。ジャニーズとかLDHにもいろんなグループがいる中で、「一番好きなグループは?」って聞かれて「コムドット!」と即答されるような存在になりたい。チャンネル登録者とか再生回数といった数字で日本一を目指すというのは僕の志として低いかなと思っています。

──本当に日本を獲ったら、もうYouTuberのコムドットではなくなるかもしれません。

やまと う~ん、それでもYouTubeは撮り続けていると思いますけどね。肩書きはYouTuberのままでしょうし。ただやっぱりジャンルの垣根を超えて活躍しないと、そういった日本を獲る位置にはたどり着けないと感じています。僕たちも若い世代から日本を活気づけられるようなグループになりたいという気持ちで頑張っていますので、YouTubeでトップを獲るのは当然の話。問題はその先なんですよ。

──コムドットは下剋上の精神でここまで上り詰めてきたはずですが、今は逆に追われる立場になっているのではないですか?

やまと 追われている感覚というのは、あまりないです。そもそも「自分たちに勝てるグループはない」という前提で考えてしまっているので。だからポジションを奪われる恐怖感は一切なくて、それよりも大事なのは「いかに自分たちが進化していくか?」というところだと思うんです。止まったら、このグループは終わり。現状維持なんてまったく考えていない。去年やらなかったことを今年やる。昨日やらなかったことを今日やる。その姿勢が新しいエンタメ生み出すことに繋がるはずですから。

──あくまでも攻めの姿勢を崩さないということですか。

やまと なんだったら、自分たちの成功体験も捨てるくらいの覚悟でいないとダメですよ。どんなにチャンネル登録者数が増えたところで、「今日、YouTubeを始めました」くらいのやる気を出して、なおかつ頭も使っていかないと。すごく移り変わりが激しい業界なので、安穏としていたら淘汰されていってしまいます。常に最新の状態で進化し続けなくてはいけない。

──改めてYouTubeは大変な世界なんですね。

やまと たとえばテレビだったら週1のレギュラーとかになるんでしょうけど、僕たちは週7で消費される存在。飽きられるのも早いんです。じゃあ飽きられたときにどうすればいいのか?別の何かを提示するしかない。その挑戦に上限はないし、そこがすごく楽しいんです。