「とにかく全力でやってみる」が第一ステップ

──今は有名人じゃなくてもSNSで広く発信できる時代ですし、いろんな角度から反対意見をもらうことも多くなっています。こうしたアンチの声は無視するべきなのでしょうか?それとも耳を傾けるべきですか?

やまと 本当に自分のためを思って言ってくれているのか?ただ、ストレスの吐き出しとして文句を言っているのか?それとも嫉妬で言ってるのか?寂しくて言ってるのか?そこの部分を見極めて判断します。

──その見極めはとても難しいのでは?

やまと 基本的には全部無視してもいいと思います。極端な話、「親も友達も敵!」くらいの考え方でいいと思います。夢を叶えようとするときって、反対意見も付きまといますから。親の立場だったら、自分の子どもが芸能人になりたいと言い出したら止めることが多いじゃないですか。「そんな不安定な職業はやめなさい」とか。だけど結果的に芸能人として成功したら、親の不安も取り払えるわけです。だから「親が心配するのも分かるけど、その心配は無視してOK」ということになる。ただ一方で大型バイクの免許を取ろうとしたときに親が反対してきたら、それは自分の命とか怪我を心配しての忠告だということも伝わってきますよね。そうしたら、多少は心配する意見も聞かないといけないですが。

──「自分の子どもがYouTuberを目指しているんですけど、どうすれば止められますか?」みたいな相談が寄せられることもあるのでは?

やまと 親から反対されてもやるしかないんですよ。それで縁が切れるというほどの大事にはならないでしょうし。意外と時間が解決してくれる気がしますけどね。たしかに最初は足を引っ張ってくる人もいるでしょう。でも最初は反対してくる人も、時間が経ってもずっと頑張っている姿を目にしたら「やめなよ」なんて軽くは言えないです。世の中にはやってみないと分からないことがたくさんある。やってみたら意外に大丈夫だったということも結構ある。実際、僕はそれを経験してきた。だから「とりあえずやってみなよ」って、この記事を読んでいる人にも伝えたいですね。

──それは、やまとさんが成功しているからこそ言えることなのでしょうか?

やまと いや、そんなことはないと思います。全然売れていなくても、目標に対してがむしゃらに頑張っていたら「あ、こいつは頑張ってるんだ。本気なんだな」って周囲の見方は変わります。「やめなよ。そんなくだらないこと」なんて、なかなか言えないですから。結局、戦う姿勢が人の心を打つのはどんな分野でも変わらないんじゃないかな。

──最後に進路を検討しているティーンに向けてアドバイスをお願いします。

やまと 「全力でやって、それでもダメならしょうがない」というのが僕の基本的な考えです。これまで僕は受験を2回経験してきたんですけど、そのとき、おじいちゃんから「落ちても死ぬわけじゃない」って言われて、すごく気持ちが楽になりました。「受かっても、落ちても、どっちみち人生はいいように進む。でも、せっかくなんだから全力を尽くしておいで」ということでした。だから「とにかく全力でやってみる」というのが第一ステップになると思います。

──まずは本気になることが大事だということですね。

やまと あとはプレッシャーでストレスがかかって実力が出せないと、元も子もないじゃないですか。「死ぬわけじゃない」という考えは、そういう意味でも有効だと思います。肩の力を抜いて、全力でやり切ることが大事なのであって、「ダメだったらダメで、そのときに考えればいいんじゃない?」くらいの気持ちでいてほしいですね。

Information

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著者:コムドット やまと
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夢も経験も人生も全部、自分だけのものだ。コムドット・やまとの燃える哲学。日本中の若者を驚かせる彼らを率いるリーダー・やまとは何を考え、行動し、この場所を進んでいるのか。置く場所も、咲き方も自分で選ぶ。自分の人生を、誰にも邪魔させない。夢を掴む突き抜けた考え方、燃える生き方をすべて、熱を帯びた彼自身の言葉で書き下ろした初の著書。

コムドット やまと

YouTuber

5人組YouTuber コムドットのリーダー。1998年5月15日生まれ、東京都出身。「地元ノリを全国へ」のコンセプトを掲げ、西東京を拠点に、同級生のメンバーと「放課後の延長」を発信し、若い世代を中心に急速に人気を集める。チャンネル登録者数は2021年2月に100万人を突破、現在(2022年4月現在)は336万人を突破。新世代のグループYouTuberの代表格として注目される。

Photographer:Toshimasa Takeda,Interviewer:Mamoru Onoda