2ndアルバム『Drop』に自信「過去にやったことがないような楽曲に挑戦できた」

――約1年8ヶ月ぶりの2ndアルバム『Drop』は、多彩な楽曲を収録した意欲作ですが、みなさんからみてアルバムはどんな仕上がりになったと思いますか?

愛来 ガールズクラッシュ(女性が憧れる女性)を連想させる曲やポップでコミカルな曲、都会的なおしゃれさを感じられる曲やバラード曲など、過去にやったことがないような楽曲に挑戦できたアルバムだと思っています。1曲目の「ARTIFICIAL GIRL」は英語やラップが多めのファンキーな感じに仕上がっていますし、5曲目の「Blue」ではR&Bに初挑戦しました。特に、今回のアルバムに収録される新曲5曲は過去の楽曲とはひと味ちがうものばかりで、この作品を通して、私たちもさらに成長していきたいです。

――新曲5曲の注目ポイントを教えていただきたいです。まず、1曲目のクールな「ARTIFICIAL GIRL」から。

鈴木萌花(以下、鈴木) 英語がたくさん使われているのが特徴です。英語の意味を知らなくても、聴くだけで勝手にリズムに乗れますし、洋楽のようなファンキーさが楽しいです。

市川優月(以下、市川) レコーディング中は、英語にめちゃめちゃ苦戦しました。同じ箇所を何回やり直したことか(苦笑)。

小島はな(以下、小島) 分かる(笑)。今回のレコーディングで、改めて、小学生からちゃんと英語をやっておけばよかったと思いました。

愛来 英語はもちろんですが、リズムも難しいんです。曲の始まりで私に続く、優月の「OMG(Oh My God) THIS IS COOL」というパートはいい味が出ているので注目してほしいです。

――続く新曲は、5曲目のしっとりしたバラード「Blue」です。

小島 大人の雰囲気をかもし出す曲です。パフォーマンスでは「自分に酔いしれているような感じでやってください」と指示もあり、今回の挑戦がよく分かる1曲です。MV撮影では大人の女性を表現するのにみんな苦戦していました。

市川 2曲目の「DROP DROP」と「Blue」がアルバムのリード曲となっていて、大人のカッコよさや強さを表しているのが「DROP DROP」、女性らしいカッコよさを表しているのが「Blue」です。MVでは、シルエットが多めなのも特徴です。

愛来 横顔を見せたり、部屋の中でそれぞれ1人でダンスをして表現したり。振り付け自体は入りやすかったけど、表情や目線を細かく意識して踊りました。

鈴木 苦労があったぶん、できあがった音源を聴いて、MVを見た時は「めっちゃがんばってよかった」と思いました。

――次に紹介していただく新曲は、ささやくようなヴォーカルが印象的な6曲目の「Drama」です。

小島 レコーディングでも「もっと吐息を多めで」と(笑)。

市川 同年代の女性ファンにも刺さるような曲だよね。

愛来 そうかもしれない。イントロからBメロにかけてはアップテンポで盛り上がるノリのいい展開ですが、サビになった途端、上がるのではなく下がる。「そう来るんだ」と思わせるドキドキ感のある曲。歌詞ではメンバーごとのドラマが表現されているので、面白い楽曲になっていると思います。

市川 あと、はなが一番の高音を出している曲だよね。

小島 たぶん一番だと思う。レコーディング中に一度、声が出なくて諦めたんです。でもみんなの収録が終わってからも練習して、「最後にもう一度レコーディングしてみよう」となって、できなかったら「裏声にしよう」と思っていたけど、最後の最後でギリギリ地声で出せました。