クラスメイトや友達に会うだけでやる気がもらえる

――現在本田さんは高校3年生ですが、大学進学も視野に入れているそうですね。

本田 そうですね。今のところ、大学に行かないという選択肢はないです。

――スポーツで有名な青森山田高校に通っていらっしゃいますが、学校生活はいかがですか。

本田 スポーツを頑張っている生徒ばかりなので、学校に行ってクラスメイトや友達に会うだけで、やる気がもらえるんです。おかげでポジティブな気持ちやモチベーションを保っていられます。

――学業に加えて、俳優としてもアスリートとしても第一線で活躍していらっしゃいます。複数のことを同時に続けるために、気をつけていることはありますか。

本田 自分では、力の入れ方を「俳優を何パーセント、アスリートを何パーセント」と決めたことはないんです。今こうしてお話をしているときは女優モードですし、今日この後は練習なのでフィギュアスケートモード。本田望結が二人いるような感覚でやっています。小さい頃から京都と東京を行き来していたので、移動時間を有効に使うというのが染みついてます。勉強道具や台本、資料の本などを常に鞄に入れておいて時間を無駄にしないようにしています。

――学校生活と仕事の切り替えも自然にできていますか。

本田 昔からオンオフは、自分でも考えたことがないというか、勝手に変わっている感じです。原点として、自分が両方好きだから、両方やらせてもらっています。学校もそうですし、時には大変で苦しいと思うこともあるけど、好きという気持ちがあるから頑張れる。その好きっていう気持ちを忘れていなかったら、きっと何事も頑張れるんじゃないかなと思います。

――進学やキャリアにおいて、複数の選択肢がある場合にどちらを選ぶか、または両方を選ぶかなど、指標にしていることはありますか?

本田 AとBの2つの選択があった場合、Aを選択して何年後かに大失敗をしたとして、そのときに「Bを選んでおけば良かったな」と思うかどうか。思うならば、私はそちらを選ばないようにしています。大失敗しても後悔しない、というものが、どちらかにあるかが大切だと思います。

――成功するか否かではなく、後悔しないほうを選ぶということですね。

本田 自分が失敗しても受け入れられる方を選ぶと、きっと上手くいくと思っています。「あっちのほうにしておけば良かった」と思うということは、そこまでの苦しさに耐えられないということだと思うので、そういう基準で選ぶことが多いです。

Information

『きさらぎ駅』
2022年6月3日(金)全国ロードショー

恒松祐里 
本田望結 莉子 寺坂頼我 木原瑠生/芹澤興人/佐藤江梨子
監督:永江二朗
脚本:宮本武史

2004年、“はすみ”というハンドルネームの女性が「きさらぎ駅」という駅に辿り着き、次々に起こる不思議な現象をリアルタイムでネット匿名掲示板に書き込んで話題となった。現代、大学で民族学を学ぶ女子大生・堤春奈(恒松祐里)は、きさらぎ駅を卒論のテーマにするべく“はすみ”(佐藤江梨子)の正体とされる女性のもとを訪ねる。そこで聞いたきさらぎ駅の話に、春奈の運命は大きく狂わされていく。

公式サイト

本田望結

俳優

2004年6月1日生まれ。京都府出身。フィギュアスケーターとしても活動。2011年ドラマ「家政婦のミタ」への出演で話題になり、2012年『ポプラの秋』で映画初主演、2017年には「探偵少女アリサの事件簿」でドラマ初主演を飾る。近年の出演作にドラマ「陰陽師」(20年)、「どうせもう逃げられない」(21年)、映画『バイプレイヤーズ 〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜』(21年)など。

Photographer: Hirokazu Nishimura,Interviewer:Ryoko Ozawa, Stylist:Tomoko Tanaka(HIKORA), Hair&Make:Yudai Makino(vierge)
衣装協力
RE SYU RYU、ヴァニーユー(アンティローザ)、ダニエラアンドジェマ、AGU、お世話や