ストイックなトレーニングで作り上げた肉体

――『極主夫道 ザ・シネマ』では上半身の大半を埋め尽くす刺青を披露するシーンがふんだんにあって、鍛え抜かれた肉体美が素晴らしかったです。この撮影のために特別なボディメイクなどは行ったのでしょうか?

玉木 ドラマのときと極端に見た目が変わってしまったらダメだと思うので、準備期間も含めて約3か月半のトレーニングや食事制限もして、当時と同じような体に仕上げました。ドラマのときよりも少し体重を増やしたんですけど、ドラマのときはさじ加減が分からず、体重が落としすぎて。調整が難しかったです。

――どれぐらいのペースでトレーニングをしたのでしょうか?

玉木 トレーニングに関しては週7日です。さらに週2日、筋トレのメニューを組んでトレーナーについてもらいました。撮影中もトレーニングは続けていて、撮影が終わった後は深夜12時ぐらいからジムに行ったり、朝は4時か5時に起きて有酸素運動を1時間近くやってから現場に行っていました。

――ハードですね!

玉木 映画やドラマに関係なく、ほぼ毎日運動はしているので特別なことをしている意識はないんですが、普段は筋トレは全くやらないので、それがちょっとしんどかったです。僕は相手がいるスポーツが好きで、体を動かすのも好きなので、ずっと格闘技をやっています。

――ボクシングとブラジリアン柔術をやられていると伺いました。

玉木 ボクシングは15年間、ブラジリアン柔術は3年ぐらい前から始めました。いつアクションの仕事があるか分からないなと思って始めたんですが、実際やり始めてみたら楽しさのほうが勝って、ずっと続けています。実際、アクションシーンにも活きています。今回の映画でも僕の提案で、柔術的なアクションも取り入れていただきました。

――玉木さんは小さい頃から水泳もやっていたそうですが、その経験が今の肉体を作り上げた礎になっていると感じますか?

玉木 そうですね。骨や筋肉は子どもの頃にやっていた水泳などのベースです。特に肩周りや背筋などは、水泳をやっていた経験が役に立っていると思います。

――なかなか運動やトレーニングは長続きしない人が多いですけど、長く続ける秘訣ってありますか?

玉木 やはり自分が楽しめる環境じゃないと続けられない。最初は意識が高いのでやり過ぎちゃうと思うんですが、やり過ぎは良くなくて、気持ちの上で楽しい余韻をちゃんと残しておく。きつく追い込み過ぎると、やりたくなくなるので、最初から6、7割の気持ちで始めれば、きっと長続きするのではないでしょうか。