約9年ぶりに「真・革命伝説」を披露。涙で伝えた“同志”たちへの思い

本編の最後で上坂がシャウトすると、会場は暗転した。ツアーのエンドロールが流れると、客席からはアンコールを求める拍手が響き渡った。

光が戻ったステージには、ツアーグッズのTシャツをアレンジした衣装を身にまとった上坂が登場。ツアーコンセプトにもなった「真・革命伝説」を、収録アルバム『革命的ブロードウェイ主義者同盟』のリリース以来、約9年ぶりに披露。ステージ中央でまっすぐ立ち、凛とした表情で歌い上げた。

MCでは、2022年秋の5thアルバム発売と、上坂がねこ娘役で出演する2022年7月から8月にかけて東京と大阪で上演される舞台「ゲゲゲの鬼太郎」が告知された。

ステージ中央でスポットを浴びながら上坂は「私はいつも『すみぺ(上坂の愛称)に会えるのが楽しみです』とか『今日も写真を上げてくれてありがとう』とか、何にでも感謝してくれて『この役よかったです!』とか、お手紙とかもくれたり、お花とか出せないご時世だから『お花をあげたかったな』とか、色んな形で気持ちをくれるのよ」とつぶやき「私、そんな立派な人間だったっけ……」と語ると、涙を流しながら言葉を詰まらせる。

涙をこらえる上坂は「やる気が出てくる訳です。私、『楽しみにしてくれているみたいだ』『頑張ろう』って思うわけですよ」と吐露。目をうるませながらも笑顔を浮かべ「何で頑張れてるかって言うと、みんなに何かしら覚えていてほしいからなんです。覚えててほしいんです。私を、私という人間と一緒にいたよなっていう時間を」とステージから強く訴えかけ、MCの終盤では“同志”たちに「みんなの生きる気力になっていたらいいなって、私はいつも実は思っているんです。ありがとう」とお辞儀し、精一杯の感謝を伝えた。

アンコールは残り2曲となり「ネオ東京唱歌」では、上坂と共に観客もフラッグを振り一体感が最高潮に。力を振り絞るかのように歌い上げた「ウエサカダイナミック」の終盤では「みんな本当に、本当にありがとう。あっちもそっちも、うれしいよ。また会う日まで、ごきげんよう!」と叫び、ステージは終演した。

拍手の鳴り止まない客席に向かって、全曲を歌い終えた上坂は深々とお辞儀。バンドメンバーがステージを去ったあと、上坂は笑顔で手を振りながら「ありがとう」と観客へ伝えた。

Information

舞台「ゲゲゲの鬼太郎」
上演日:2022年7月29日(金)〜8月15日(月)/東京・明治座
2022年8月19日(金)〜28日(日)/大阪・梅田芸術劇場メインホール

キャスト:荒牧慶彦、上坂すみれ、藤井隆、七海ひろき、浅野ゆう子、立花裕大、矢部太郎(カラテカ)、君沢ユウキ、伊藤修子、三村遙佳・石井陽菜(Wキャスト)、岡田夢以・葉月ひまり(Wキャスト)、井出卓也、満田伸明、皇希、田中さち恵、野沢雅子(声の出演)

公式サイト

上坂すみれ

声優・アーティスト

1991年12月19日生まれ。神奈川県出身。2011年に声優デビュー。2013年放送のTVアニメ『波打際のむろみさん』の主題歌「七つの海よりキミの海」でアーティストデビューを果たす。昭和歌謡、メタルロック、ロリータ、プロレスなど、多方面に興味を示し知識を持つ、唯一無二の声優アーティスト。

Reporter:Syuhei Kaneko