どんなことでも意味があるから、まずは一回やってみる

――先ほど高校時代、1200本の映画を観たという話がありましたが、周りにそこまで映画にハマっている友達はいなかったんじゃないですか?

福山 一人もいなかったですね(笑)。ただラッキーだったのが、僕の3個上の先輩で当時大学生だった方が、演出に興味があって、その人とよく映画の話をして、「自主映画でも撮ってみるか」なんて言いながら、仲良く二人で脚本を書いたりしていたんです。その時期に遊びで撮った作品もあるんですけど、みんなでワイワイ撮影しているときに出会ったのが俳優の奈緒です。そうやって共通の何かを好きという人たちが集まっていると、次第に何か生まれていくんだなというのは、そこで学んだことかもしれないですね。上京後も、その気持ちは大切にしようと思っていました。

――この世界に入って、大羽と柴崎快のように福山さんにもライバルはいましたか?

福山 一時期は、同世代のみんながライバルだと思って過ごしていたんですけど、そんなことを言っていたらキリがないですし、年々新しい人が入ってくる。結局、(ライバルは)自分自身でしょうし、人を見ている暇はないなと思うようになりました。

――そう思うようになってから何か意識の変化はありましたか?

福山 現場に入ったとき、みんなの個性や特徴など、いい部分が目につきやすくなりました。僕はいろんな人に対して「いいな」と思うほうなので、できることならそういう要素を自分に落とし込めるといいなと思います。

――最後に進路を検討しているティーンにメッセージをお願いします。

福山 どんなことでも意味があるから、「これを生涯の仕事にしなきゃ」という意識じゃなくて、まずは一回やってみるってことが大切です。やってみないと分からないし、やってみたら見えてくるものもある。それは僕が経験してきたことでもあります。何かに挑戦することは緊張もします。いまだに、新しい現場に行くときは眠れない夜もあったりします。でも、それも含めて経験だし、緊張なんてして当たり前。「緊張してるんだよね」と誰かに言えるぐらいのラフな気持ちで、新しい場所に行っていただきたいです。あまり決めつけ過ぎずにチャレンジしてみてください。

Information

『ALIVEHOON アライブフーン』
全国公開中

出演:野村周平 吉川 愛 青柳 翔 福山翔大 / 本田博太郎 / 陣内孝則
監督・編集:下山天
エグゼクティブプロデューサー・企画原案:影山龍司 監修:土屋圭市 プロデューサー:瀬木直貴・沢井正樹
脚本:作道雄・高明 音楽:吉川清之 主題歌:「Hunter or Prey」(NOISEMAKER)
製作:「アライブフーン」製作委員会(無限フィルムズ・福島民報社・コクーン・ソウルボート)製作協力:電通
後援:福島県・福島市・日本自動車連盟 配給:イオンエンターテイメント
©️2022「アライブフーン」製作委員会

解散の危機に瀕するドリフトチームがスカウトしたのは、内向的な性格から人付き合いが苦手だが、ゲームにだけは驚異的な才能を放つゲーマー・大羽紘一(野村周平)。実車でもその力を発揮する紘一だったが、彼の前に生死をかけてレースに挑む者たちが立ちはだかる。今、紘一の覚醒したテクニック・情熱・勇気、そしてチームワークは、バーチャルとリアルの壁をブチ破り、新たな極致へ。

公式サイト

福山翔大

俳優

1994年11月17日生まれ。福岡県出身。剣道二段の腕前を持つ。映画では、『青空エール』(16)、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(17)、『ガチ星』(18)、『翔んで埼玉』(19)、『JK☆ROCK』(19)、『シグナル100』(20)、『花束みたいな恋をした』(21)、『ブレイブ -群青戦記-』(21)などに出演。主なTVドラマ出演作に、「面白南極料理人」(19)、「恋はDeepに」(21)、「#家族募集します」(21) 、「連続ドラマW 邪神の天秤 公安分析班」(22)「クロステイル〜探偵教室〜」(22)「明日、私は誰かのカノジョ」(22)などがある。

Photographer:Yu Tomono,Interviewer:Takahiro Iguchi, Stylist:Yoh U, Hair&Make:Yusuke Kasuya(ADDICT_CASE)
衣装協力
ブルゾン¥60,500
レインメーカー
tel 075-708-2280
その他スタイリスト私物