バンドを組んでから早め早めの行動が功を奏した

――KEYTALKは結成15周年を迎えた訳ですが、改めて結成当初のエピソードを聞かせてください。

小野 僕と八木君が高校の軽音楽部で出会い、その後、高校生が出るイベントで埼玉の別の高校に行っていた義勝君と出会い、その後、大学に進学して熊本から上京してきた笑いのレベルの高い巨匠(寺中)と出会ったんです。やっぱり巨匠との出会いがバンドの決め手になったんで、この話をさせてもらってよろしいですか?

寺中 どうぞ(笑)。

小野 あれは2007年4月4日のことでした。音楽大学に入ってオリエンテーションでいろいろ説明を受けたあと、学長の挨拶があったんです。学生の緊張をほぐそうと思った学長が他愛もない冗談を言ってくれたんです。みんな一応「ハハハ」みたいに笑ってたんですが、隣の席のめっちゃ髭が生えてる怖い人が「こっちの人間、笑いのレベル低すぎ」とつぶやいて「えーマジか!?」と思いました(笑)。それが巨匠だったんです。その後ちょっと話したら「熊本から来ました」「俺、熊本で2番目にマリオカート速いんだよね」という自己紹介をされて(笑)、そこから急速に仲よくなってKEYTALKを結成しました(笑)。

――(笑)。寺中さん的にはどう思ったんですか。

寺中 まあ、本気で笑いレベルが低そうで嫌だなと思いましたし、マリオカートの件も本当です。

小野 巨匠側の見解を初めて聞いた(笑)。

寺中 そういえば義勝って、俺が入ることになって正式メンバーになったんだっけ?

首藤 そう。それまではサポートで、巨匠君が入ってくれるなら俺もやろうかなって感じだった。

寺中 じゃあ、俺が入ったときにガチっとこの4人が決まったんだ。

小野 そう。義勝が巨匠の歌声に惚れたんですよ。その前は僕が歌ってたんですけどね。

寺中 武正の歌がめちゃくちゃ下手だったんです。

一同 アハハハ。

首藤 その頃は、ヤバいとこ来ちゃったなって思ってた(笑)。

小野 「もう辞めさせて」と言う義勝を「大学にいいボーカルいるから、ちょっと待って」と引き止めるのが大変でした(笑)。

八木 出会いは大切だね。

首藤 みなさん、出会いを大切にしてください(笑)。

――学生時代から今に繋がるKEYTALKがスタートしたんですね。

小野 そうです。徐々にみんなが集まって、大学1年のときに、この4人になったんです。それから早い段階でオリジナル曲をレコーディングして、レコード会社や事務所など100社くらいに送ったんですよ。そこで今の事務所の社長と出会っているので、早め早めの行動がよかったと思います。