がむしゃらに突き進んでいく気持ちが一緒だった

――音楽性も、わりと早めに固まってたんですか?

小野 音楽性が固まったって思ったことはあまりないんですよ。

――このバンドでイケる!と思えた瞬間は?

小野 それはこの4人になったときからありました。みんなが大事にする根底的なもの、がむしゃらに突き進んでいく気持ちが一緒だったなと思うんですよ。変にガタガタ言う人がいる訳じゃないし、単純に音楽とライブが好きだったんです。気持ちが一致していて、その上でいろんな音楽性を提示できてるのかなと思います。

――みなさん、このメンバーでやっていく面白さをずっと共有しているんですね。

八木 そうですね。この4人でやってて、揃った頃から今に至るまでめちゃくちゃ面白いです。才能が豊かな人たちなので常に新しい刺激を受けるし、本当に楽しいです。

寺中 さっき武正が言ったように、結成してからレコーディングしてCD送ったりとか、企画ライブを早めに主催したりっていうのをすごいスピード感でできて。ちゃんと大事なことはバシッと決めて目標に向かっていたんだなって、今振り返ると思いますね。

首藤 みんな真面目だけど、ふざけるときはふざけて、それがすごく居心地がいいんです。ミーティングで議論が白熱しても、5分後にはアホな会話をしてたりとか(笑)。どっちかだけだと息苦しくなるけど、そうならないし、たぶん4人のバランス感覚が合ってるんだと思います。

小野 メンバー同士のパワーバランスがあまりないのもいいのかもしれないです。誰かの意見が絶対って感じではないんですよ。それは、10代のときに組んだバンドだからかもしれない。大人になって組んだバンドって、自分というものができた人たちが集まる訳じゃないですか。もちろんそれがいいケースになることもいっぱいありますが、逆に窮屈になるケースもあるのかなって。なので、10代のときに組んだバンドの強みってそこなのかなって思ったり。社会にも出ていないし仕事もしたことないし、友達同士から始まってる。それぞれが仲間ってことを強く感じていることが、バンドとして音楽を作る上でも強く反映されるのかなと思います。それは15年やってきて、改めて感じるところでもあります。

――KEYTALKの楽曲は、友情が源になった音楽のように思えてきました。では、15周年の先のKEYTALKはどのように進んでいきたいかを聞かせてください。

小野 ずっと変わらないと思うんですが、その中でいい意味で変わっていけたらと思います。今回のツアーを経て、また見えてくることや思うこともあると思うんです。そういうことを繰り返して、その都度、応援してくれているみんなに寄り添いながら、さらにいいライブ活動や音楽を作っていきたい。来年は武道館公演がありますけど、武道館という大きいステージに立つことで、またいろいろ見えてくることもあると思います。そうしたものを、お客さんとみんなで共有するのはこれから先も絶対にやっていきたいです。大きいライブも、全国隈なく回るツアーも何度だってやっていきたいし、曲の作り方でも新しい試みをどんどんやっていきたいです。あと、KEYTALK主導でまだやってないこともあると思っているので、どんどん果敢にチャレンジしていきたいです。そういう未来をすでにメンバー間で話し合っているので、その辺は楽しみにしてもらいたいです。

Information

『KTEP4』
好評リリース中!

●収録楽曲
M1. 夜の蝶 (作詞作曲:首藤義勝)
M2. ODORYANSE (作詞作曲:八木優樹)
M3. アニマ (作詞作曲:小野武正)
M4. Platonic Summer (作詞作曲:寺中友将)
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M5. shall we dance? (作詞作曲:小野武正・八木優樹・首藤義勝・寺中友将) ※ツアー会場限定販売CDのみに収録

【ライブ情報】
KEYTALK 15th Anniversary Tour
『津々浦々夏の陣〜鳴けぬなら、踊りたまえ、ホトトギス〜』
開催中

日本武道館ワンマンライブ
・公演日:2023年3月1日(水)  OPEN 17:30 / START 18:30

KEYTALK

ロックバンド

東京・下北沢発4人組ロックバンド。2009年7月に小野武正、首藤義勝、寺中友将、八木優樹で結成。 2015年には初の武道館単独公演、2017年には横浜アリーナ、さらに2018年には幕張メッセ(360°センターステージ)でのワンマンライブを敢行。今では日本全国の大型フェスで大トリを務めるまでに成長した。2019年の移籍第1弾アルバム『DON‘T STOP THE MUSIC』はオリコンウィークリーアルバムランキング5位を記録。2020年になり、3月に『サンライズ』、8月に『流線ノスタルジック』をリリースし、9月からは3ヶ月連続で初となる『無観客配信ワンマンライブ』を実施。さらに、11月には若手最重要ロックバンドFOMAREとのコラボレーション楽曲『Hello Blue Days』、翌月12月には『Orion』のリリースを経て、2021年にフルアルバム『ACTION!』をリリース。

Photographer:Yu Tomono,Interviewer:Keisuke Tsuchiya