友達からは「バカポジティブだね」と言われる
――お芝居をすることに対する関心は以前からあったのでしょうか?
生見 ずっとありました。バラエティをやる前からお芝居って楽しそうだなと思っていたのが、やっと形になったというか。ドラマや映画がめっちゃ好きで見ていたし、こういう世界ってキラキラしていてかっこいいなと思っていたこともあって、憧れがあったんです。
――それぞれのお仕事で、どのような面でやりがいを感じますか?
生見 バラエティやモデルで言うなら、みんなが雑誌を買ってくれたり、番組を見て反応してくれたりすることで、頑張ってよかったと思います。演技なら、1~3カ月という長い期間を一緒に過ごした後、完成した映像を見ると、毎回「この時はこうだったな」と思い出しますし、大人数でひとつの作品を作り上げているという達成感があります。演技の現場はみんなでずっと頑張っている感じが大好きです。
――先ほど萌⾐と同じく人見知りとおっしゃっていましたが、今も変わらずですか?
生見 少しずつは話せるようになってきているかもしれませんが、いまだにめちゃくちゃ人見知りですね。現場でも自分から話しかけにいこうかなと考えたりしますが、なかなか難しいです。ただ『モエカレはオレンジ⾊』のメンバーは、みんな親しみやすかったので、初日からスタッフさんとも自然と仲良くなれました。
――モデルの仕事が演技に活きている部分はありますか?
生見 洋服によって気持ちを変える、たとえばかっこいい服なら、かっこよく行こう!というような気持ちの切り替えは、演技に共通しているなと思います。
――新しいことに挑戦する際、なかなか結果が出せないことも多いと思いますが、どのように気分転換していますか?
生見 もともとの性格だと思いますが、プラス思考で、あんまり悩んだりマイナスに考えたりすることがないので、友達からは「バカポジティブだね」って言われるんです。だから悩み相談をされるのは苦手。私の考え方は、みんなから「合わない」って言われるんですよ。悪い方に考えずに、全部良い方に考えてしまうところが功を奏しているのかなと思います。それに嫌なことがあったり、モヤっとすることがあったりしたら、マネージャーさんやお母さんに全部話して、引きずらないようにします。
――すぐに気持ちを切り替えられるのはすごいですね。
生見 本当にすぐに切り替えられますね。マネージャーさんにも「切り替え早っ!」って言われますからね。マジで3秒です(笑)。収録で少し落ち込むことがあっても、超せっかちなので「悩んでるのってもったいなくない?」って思っちゃうんですよ。
――確かに悩み相談に向いてないですね(笑)。後輩のモデルの方から相談されることもないのでしょうか?
生見 マジでない!そもそも後輩と呼べる子が今はいないのがちょっと悲しいです。バラエティでもそうですが、接している人がほぼ年上で、共演者が年下ということがなかなかないんです。そろそろ私を慕ってくれる後輩がほしいです(笑)。
――どんどん新しいモデルの後輩が出てくるプレッシャーみたいなものはありますか?
生見 それもないです。もちろん頑張り続けなければいけないとは思うんですけど、人と比べることをあんまりしないんです。『Popteen』の時は数字で結果が出ることも多かったので、現実を突きつけられている感じがしましたが、その頃から人と比べず、自分は自分という感じでした。
――それはバラエティでも同じですか?
生見 はい。ただただ楽しいです。「ライバルは?」と聞かれることも多いんですが、本当にいないし、逆に憧れの人もいません。自分は自分というスタイルは、お仕事を始めた小学4年生の時からずっと変わらないですね。