佐渡の大自然の中で撮影したMVは演技とダンスに注目

――「しそうでしないキス」のMVは佐渡島で撮影されたそうですが、ドラマシーン、ダンスシーンありの素敵な作品ですね。

中井 見どころいっぱいのMVなんですよ。今回のMVは、タイムリープを繰り返す中でのバタフライ・エフェクトをテーマにしてるんです。繰り返す時間からどうやったら抜け出せるのか、そのキーになるのが私と春花のドラマのシーンです。ドラマシーンは同じ1日を繰り返しているんですけど、その1日を楽しく過ごそうと思って私は毎回衣装を変えてるんです。演技では、なかなか抜け出せない葛藤を表現するのが難しかったですね。最後は諦めて普通に制服でとぼとぼ歩いてるってストーリーになっていて、1回見ただけでは分からない、細かいこだわりを見てほしいです。

中井りか

――コンセプチャルなMVになってるんですね。

中井 私が好きなシーンは、みんなでダンスしている夕陽のシーンです。ドローンで撮影しててきれいなんです。嫌いなシーンは、小越春花とケンカするシーンですね(笑)。すごい文句言われたんですよ〜(笑)。

小越 いや……違うんですよ〜(笑)。

――ドラマシーンでは、2人が友達役で、途中でケンカしてしまうという流れですよね。

中井 撮るときに、監督に「本気でケンカしてください」「今までのうっぷんとかあるんでしょ?」ってニヤニヤして言われました(笑)。

小越 私は監督に言われて、無理矢理「先輩の圧が……」みたいなこと絞り出したんです(笑)。そしたらりかさんに「春花だって心の中で思ってるだけじゃなく、言ってくれないと伝わらないでしょ」みたいに言われて、つい「そうですよね」と言っちゃって(笑)。

小越 春花

中井 演技だから、本当は春花も怒らなきゃいけないのに(笑)。そしたら、そのシーンで私の「お前には関係ないだろ!」って怒鳴り声が思いっきり使われてて、みなさんに怖い印象を与えてしまったらすみません(笑)。

小越 あとドラマの役柄で、りかさんは陽で、私が陰なんです。りかさんはみんなの中心にいる一番目立ってる子で、私は孤独でひとりぼっちな子。なので、撮影中もみんなとちょっと離れたところでひとり違う振り付けで踊ったり、撮影中は寂しい思いもしてたんです。そしたら監督に「表情が本気で寂しそうだったからすごくよかったよ」と言ってもらえました。本当に寂しかったですけど、その気持ちが滲み出たお芝居が映像に残ったのはよかったかなと思ってます。

中井 もう1個好きなシーンがあって、映画『アルマゲドン』みたいに夕陽をバックに全員が歩いてくるシーンが一瞬出てくるんです。あのときの本間日陽が女優の顔してるんです。

本間 えー、してないよー(笑)。

中井 前髪もいい感じになびいてて「日陽、かわいい!」と思いつつ「こいつ女優の顔してやがる」と思いましたね(笑)。ウザかわいい日陽も見どころです。

本間 ぜひ見てください(笑)。あとMVの見どころは、今回ダンスシーンをいつもより回数も時間も多く撮ったんです。2日間撮影で、2日目は朝から日が沈むまで12時間以上ずっとダンスシーンを撮ってました。岩場だったり、足元が悪い中、長時間日に照らされながらメンバー全員で頑張りました。外ロケって、メンバーのテンション感も天候にすごく左右されるんです。今回、今までの大変さをさらに更新した気がします。ガチで頑張ったので、いっぱい見てほしいです。

本間日陽

大塚 今回、佐渡の大自然の中で撮影させていただいて、きれいな景色もいっぱい映っています。もちろんメンバーのことも見てほしいんですけど、めちゃきれいな佐渡の海や山もたくさん見ていただきたいです。

大塚七海

藤崎 この曲はメンバー全員歌唱なので、MVも全員参加です。大人数だからこそ出せるダンスの迫力があります。ドラマシーンのりかさんとはる(小越)の心情を表現するように、2人を囲んで回るダンスがあったり、大きなフォーメーションダンスだったりも見どころです。あと、今回のテーマのひとつが蝶なんです。佐渡島の形が蝶に似ていてバタフライアイランドと呼ばれているので、衣装の髪飾りやMVのテーマにも蝶が入っています。ダンスでも蝶の羽をイメージしたフォーメーションがあって、迫力もすごいのでぜひ見ていただきたいです。