シルエットで登場した6人。前半から9曲連続のノンストップパフォーマンスを展開

会場が暗転。開演と共に荘厳なBGMが流れ、ステージ背後に設置された可動式の分割型スクリーンにオープニング映像が投影された。ステージ上を這うスモークが客席へと流れ、メンバーが登場。幕明けを飾った『FOCUS』のイントロと共に、スクリーンから放たれる真っ白な光が“逆光”となり、ステージ上にTETTA、REI、EIKU、HAYATO、KENSHIN、NAOYAのシルエットが浮かび上がった。

天井からのスポットライトを浴びて、メンバーの姿がハッキリと見えるようになる。黒いジャケットスタイルの6人は、のびやかな歌声と鋭いラップで力強いパフォーマンスを繰り広げる。続く『What’s Your Favorite?』では、しなやかに力強く。曲の展開に合わせてレーザービームの光が何度も客席を突き刺した『Breathe』では、6人の動きが寸分たがわずシンクロし、ユニットの表現力の高さを物語っていた。

4曲目の『Category』からは、メンバーが“フェンス(金網)”を駆使した斬新なステージングを披露する。ボーカル、ラップ、ダンスのみならず、展開に応じてフェンスを移動させながらパフォーマンス。曲中では、HAYATOやKENSHINの鬼気迫る表情がスクリーンでクローズアップされ、サビの振り付けに合わせて客席のペンライトも揺れていた。

続く『Dark Knight』のイントロでは、スポットライトを浴びるHAYATO、KENSHIN、NAOYAの3人のコンビネーションが垣間見えるダンスを披露。物々しいリズムに乗せてメンバーたちは客席へ鋭い視線を向け、ボーカルやラップを歌い上げる声も強さを増していく。

フェンスを駆使したステージングは続き、6曲目『SMASH』の曲中では前後3人ずつに分かれたメンバーの動きがシンクロ。激しくスポットライトが点滅するステージで、インストゥルメンタルBGMに合わせた各メンバーのソロダンスに続いたのは『Shut Up! BREAKER』。曲中ではメンバーが「ファイナル行くぞ!」と客席を鼓舞し、力一杯にフェンスを蹴り飛ばした。

ボルテージを高め続けるユニット。ノンストップのパフォーマンスは続くも、8曲目の落ち着いた空気が流れるナンバー『Don’t worry』で空気は一変。スポットライト下で1人踊るEIKUの姿が目に焼き付き、1人ひとりのメンバーが丁寧に、代わる代わるフレーズを歌い継いでいく。続く『Black Hole』では、KENSHINを中心にステージをしなやかに移動。しっとり歌い上げるナンバーが、ステージに“緩急”をもたらしていた。