みなぎる闘志でSEGA SAMMY LUXを下したavex ROYALBRATS

CHAMPIONSHIP(以下、CS)はREGULAR SEASONの12ROUNDを勝ち上がった上位4チームと、5位以下でJUDGE(審査員)POINT、AUDIENCE(観客)POINTそれぞれにおいて最高点を獲得した2チームの計6チームによるトーナメント戦。JUDGE票及びAUDIENCE投票計9票のうち、より多く得票した方が勝者となる。

シンクロ率100%のダンスでPepper(人型ロボット)8人によるオープニングアクトでなごんだ会場もTrial Match(1回戦)の始まりが告げられると、一気に真剣勝負の空気で満たされた。Trial Matchの対戦カードはavex ROYALBRATS対SEPTENI RAPTURES、KOSÉ 8ROCKS対dip BATTLESの2枠。それぞれの勝者がSEMI FINAL(準決勝)に進むことができる。

一発目を飾ったのは、WILDCARD枠(JUDGE POINT)のSEPTENI RAPTURES。そろいの赤い衣装できめたメンバーたちが、ダンススキルを重視したエネルギッシュなSHOWを披露した。後攻はREGULAR SEASON4位のavex ROYALBRATS。黒いハットを小道具として巧みに使ったり、声だけで踊るシーンを盛り込んだりしながら観客を盛り上げていき、9-0の大差でSEPTENI RAPTURESを圧倒した。

続いてKOSÉ 8ROCKS 対dip BATTLES戦。先攻は今シーズンから参戦し、WILD CARD (AUDIENCE POINT)枠での出場を勝ち取ったdip BATTLES。宇宙服を思わせる衣装に身を包み「今日一番の番狂わせをします」(KENSEI)という意気込みで臨んだが、ミスのないエネルギッシュなブレイキン、そして気迫に満ちたSHOWを披露したKOSÉ 8ROCKSに1-8と及ばなかった。

結果、WILD CARD枠勢を制したavex ROYALBRATSとKOSÉ 8ROCKSがSEMI FINAL(準決勝)に駒を進めた。

LDH主催のオーディション「iCON Z」のでグランプリに輝いた「LIL LEAGUE」によるハーフタイムショーをはさんでSEMI FINALが開幕。対戦カードはSEGA SAMMY LUX対avex ROYALBRATS、FULLCAST RAISERS対KOSÉ 8ROCKSの2枠だ。SEMI FINALでは両カードともに、対戦相手同士が絡み合ってダンスバトルでの掛け合いをする前哨戦も披露され、会場のボルテージはますます高まっていった。

SEGA SAMMY LUX 対 avex ROYALBRATS戦の先攻はavex ROYALBRATS。「SEGA SAMMY LUXは20-21シーズンのSEMI FINALに負けて3位だった。同じシーンを見せてやる!」(JUNPEI)と、闘争心をみなぎらせながら、ROUND.12で好評を博した警備員スタイルのSHOWのブラッシュアップバージョンで宣戦布告した。一方、後攻のレギュラーシーズン王者のSEGA SAMMY LUXは、猛獣使いに扮したRAARAがチェーン状のポニーテール姿で手綱を握りながらメンバーたちをリードするというセンスあふれるSHOWで応じるも、4-5と1票差でavex ROYALBRATSに及ばず、史上初の2連覇の夢はついえた。SEGA SAMMY LUXにとっては先シーズンの悪夢がよみがえる結果ともいえるだろう。