表題曲は新しい一歩を踏み出す人たちの背中を押せるような曲

――セカンドシングル『Perfect』は ”梅雨明け宣言“をコンセプトにした3曲が収録されています。それぞれ聴きどころを聞かせてください。

小堀 表題曲の「Perfect」は、たとえば学生だったら、新学期を迎えて新しい一歩を踏み出す人たちの背中を押せるような曲になっています。聴く人を勇気づけて、寄り添えるような歌詞になっているので、僕たちと一緒に「目標を叶えていこう!」という気持ちで聴いてもらえるとうれしいです。

栗田 夏に向けてリリースする明るく照らすような曲なので、ダンスもキャッチーになっていますし、PVもカラフルですごく楽しく撮影できたんです。「Perfect」のPVを観れば、悩みやネガティブなことも0・8秒で吹っ飛びます!

古瀬 「Perfect」を担当した振付師の方(Kiel Tutin)は、BLACKPINKやTWICEを始め数多くのK-POPアーティストを担当されています。NiziUの縄跳びダンス(「Make you Happy」)も担当した方なんですが、ありがたいことに日本の男性グループを手掛けるのは僕たちが初なんです。K-POPの要素がたくさん詰め込まれているので、ダンスに少しでも興味のある方は振付を真似してほしいです。

海帆 頑張っている人って必ず壁ってあると思うんです。2曲目の「Wild」は、その壁すら仲間にしていくというか自分のものにして、ワイルドに乗り越えていこうよという強めのメッセージが込められています。6割ぐらい英語詞なんですけど、サウンドが歌詞にマッチしていて、僕たちもそれに合わせた歌い方ができたなと思います。

栗田 曲のタイトルでもあるワイルドって、ちょっと荒々しいイメージがあると思うんですけど、男臭さを感じさせず、スマートに表現しています。僕たち自身が一度挫折を味わったからこそ、壁をぶち破って何度でも這い上がるという気持ちが伝わる楽曲だと思います。

太田  ”躓いたとしても 這い上がってく keep carrying on“といった3曲の中でも一番強めのワードが入っていて、かっこいいに振り切った曲です。部活の大会前などに聴くとテンションが上がるはずです。

海帆 全員で“Break the walls, Go Wild yeah”(壁をぶち壊して、ワイルドに行こうぜ!)と歌っているところなんて、特に試合前に聴いてもらいたい!

高橋 僕、サッカーをやっていたんですけど。この曲を聴いたら3点は入れられます。

全員 (笑)。

太田 3曲目の「雨」はタイトル通り雨を感じるサウンドです。イントロがピアノなんですけど、入りに(指を鳴らして)こういう音があって、それすらも雨音に聴こえます。そういうサウンドだったり、歌詞だったりにもストーリー性がある曲です。

――歌詞はラブソングのようでありながら、いろいろな解釈ができますよね。

高橋 そうですね。 ”大粒の雨 今だけこぼれる涙拭ってくれますか? くじけそうになる心 少しだけ支えて oh Rain“なんて誰しも共感できるというか。

小堀 言い回しがストレートではなく、比喩表現がおしゃれですごくいいなと思います。いろんな場面にリンクするので、歌詞を読むだけでも面白いんじゃないかな。学生だったら、雨の日の帰り道に出会いがあれば別れもある、みたいな(笑)。

太田 その別れというのも決して辛いものじゃなくて、明るいものとしても捉えられるしね。

海帆 「雨」は表現力が問われる曲で、アプローチがすごく難しかったんですが、僕的には直輝くんがMVPだと思っていて、すごく歌声に個性が出ていて魅力的です。

四谷 振付はファーストシングルに続き、今回もメンバーの古瀬が担当しています!

古瀬 僕の場合、振付が浮かぶのは電車の中が多いんですけど、「雨」の歌詞は偶然にも電車からスタートするので、初めてデモ音源を聴いた瞬間にインスピレーションが湧いてきて、「この曲の振付をさせてほしい」と自分からお願いしました。この楽曲は始まりから終わりまで、前を向こうとする気持ちがすごく伝わる歌詞になっているので、みんなの表現力をより引き出せるような振付を心がけました。

――振付を志願できるなんて、メンバーの意見が反映されやすい環境なんですね。

古瀬 そうですね。ありがたいことに。

栗田 まず僕たちの意見を重要視してくれるんです。

四谷 振付に限らず、曲だったり、衣装だったりも、僕たちでいろいろ話し合っています。もちろん、いろんな支えがあってこそなんですけど、僕たちも会議に出させていただいて意見を提案しています。たとえば今回の衣装は3ポーズあるんですけど、メンバーの意見をわたるがまとめて、スタッフの方に提案させてもらいました。なので、衣装にもいろんなこだわりが詰まっています。

高橋 今日着ているメインの衣装は、見た人がすぐにOCTPATHに溶け込めるような親しみやすさを重視しました。サブの衣装は今回、 ”梅雨明け宣言“がコンセプトなので、青空だったり、夕焼けだったり、空の色合いを表現した衣装になっています。