コロナ禍になって歓声なしのライブをやることが怖かった

──7月9日に開催される「真っ白なキャンバス フリーライブ2022夏」で、コール&レスポンスの解禁されることが大きな話題になっています。このことをみなさんはどう受け止めていますか?

西野千明(以下、西野) 白キャンは他のアイドルグループに比べても、コールが激しいほうだと思うんです。だから「ついに解禁か」という感慨はすごくありますね。

小野寺 梓(以下、小野寺) 楽曲の歌詞が青春や学校生活をテーマにしているので、ファンも若い方の割合が多いんですよ。それで「白キャンのライブは応援が激しい」というイメージがついた部分はあると思うんですよね。

麦田ひかる(以下、麦田) お披露目の段階からリフトをするファンの人はいましたね。活動を続けているうちに、それがさらに激しくなったイメージはあるかな。

浜辺ゆりな(以下、浜辺) 私はグループに加入したのが2020年の6月でして。その頃はすでにコロナ禍だったから、実は私だけ声出しのライブを経験したことがまだないんですよね。だから7月9日が本当に楽しみ!

──しかし浜辺さん以外のメンバーはファンが大騒ぎするライブに慣れていたわけですから、コロナ禍に入って急に静かなスタイルになって戸惑いませんでした?

橋本美桜(以下、橋本) 怖かったですよね、率直な気持ちを言うと。自分たちの力だけでライブを作り上げなくちゃいけなかったので。ステージに立つ側としては、声援がない状態は不安になることもありました。

三浦菜々子(以下、三浦) ライブをやること自体が難しいという期間が続き、それが一段落してようやくライブができるようになったものの、まだ声は出せないという話で。再びライブができること自体はうれしかったけど、「難しい」「怖い」という気持ちは消えませんでした。

小野寺 声が聴こえないうえにマスクで口元も見えないから、私たちからするとお客さんの目しかリアクションを判断する材料がないんですよ。

鈴木えま(以下、鈴木) ペンライトだけの応援というのも新鮮ではありましたけど、やっぱりライブってお客さんの反応を見ながら作る部分も大きいんですよね。。盛り上がっているのか、喜んでくれているのか、そのへんが全然わからなくて……。不安に思うことが多かったです。