志村玲於のハマりごとは「紅茶」
――先月から始まった月替わりでメンバーをインタビューする連載企画ですが、メンバー一人ずつ「ハマりごと」を深堀りして聞いています。まずは志村さんからお願いします。
志村 僕は紅茶ですね。4年前くらいからハマったんですが、ペットボトルの紅茶を飲んでいたときに、「世界一おいしい紅茶ってなんだろう?」と思ったのがきっかけです。そこから紅茶を集めるようになって、これまで100種類以上は飲んでいると思います。家には多いときで40種類以上の紅茶をストックしていて、最近は中国茶にもハマっています。中国茶は、紅茶、白茶、緑茶、黒茶、青茶、黄茶の6種類に分類されるんですけど、その中の青茶と呼ばれるお茶を飲んでみたりとか、台湾烏龍茶も飲んでみたりとか、いろんなお茶を飲んでますね。
――淹れ方もそれぞれ違うんですか?
志村 変えています。ストレートと呼ばれる香り付けがされていないお茶は、中国や台湾で使われている茶壺(ちゃふう)を使って淹れています。緑茶とかも急須に入れたりするじゃないですか?容量的にはあれと一緒で、熱が閉じ込められやすいんです。香りが付いているフレーバード・ティーは、ガラスのポットを使っていますね。

――紅茶専門店もいろいろありますが、特に気に入っているお店はどこですか?
志村 フレーバード・ティーだったら「MARIAGE FRERES(マリアージュフレール)」の紅茶をよく飲みます。
――ものによっては高価な紅茶もあるんじゃないですか?
志村 そうですね。そんなに高いものは買わないんですけど、唯一ダージリンだけはすごく高いものを買ったことがあって。一般的に高いと言われているダージリンは、だいたい200グラムで3千円ぐらいするんですけど、それで1か月ぐらい飲めるんです。僕が買った「ファーストフラッシュ」というダージリンの新茶は、確か45グラムで1万5千円ほどしました。ダージリンの中ではトップクオリティーですね。
――お二人から見ても、志村さんの紅茶好きは相当なものなんですか?
古川 ライブのときに紅茶キットみたいなものを持ってくるんです。
――志村さんの淹れる紅茶は、他で飲む紅茶とは違いますか?
伊藤 僕は飲んだことがないですね(笑)。よく(松村)和哉が飲んでるよね。
志村 そうだね。毅にもあげてます。
古川 実際、素人でもおいしいなと思いますし、使っている茶器にもこだわりを感じます。たまに紅茶のギフトをくれるんですけど、僕は面倒くさがり屋で、普段は紅茶を淹れようと思わないんです。でも玲於がくれるパックの紅茶は、淹れる時間が決まっているんですけど、その時間になると、それ以上は抽出されなくなるんですよ。そういう便利な紅茶をくれたので、たまに飲みたい気分のときに自分の家で飲んでいます。
――わざわざライブに茶器まで持っていくということは、リラックス効果があるということですか?
志村 そうですね。いったん紅茶を飲んでリラックスした後、ライブ前に体を動かすんです。僕は体全体がスロースターターなので、動かしていかないと1曲目からエンジンがかからない。なので、紅茶を飲んで、めちゃめちゃ筋トレしてライブに臨みます。
――紅茶のおいしいお店にも行かれるんですか?
志村 コロナ禍前は、めっちゃ行ってましたね。多いときだと週に4~5回ぐらい、1日で3~4軒回ることもありました。
――オススメのお店はどこでしょうか?
志村 見た目にも楽しめるのは、銀座にある「ロイヤルクリスタル カフェ」です。紅茶はマリアージュフレールを出しているんですが、アンティークのカップで紅茶が飲めるんです。そのアンティークのカップがかなり貴重なもので、おそらくオークションで買おうと思ったら、ワンセットで10万を超えるんじゃないですかね。買うのはちょっとしんどいですけど、そこに行けば、それを味わえるのでオススメです。