再びファンの方とコミュニケーションする場所がほしかった

――アイドル活動に熱中しながらも、演技への情熱は失わなかったんですね。

矢倉 はい。スタッフの方に「演技がしたいんです」とずっとお話をしていて、グループ在籍中から演技のお仕事をさせてもらっていました。

――NMB48卒業を決意したきっかけは何だったのでしょうか?

矢倉 20歳のとき、紅白歌合戦の総選挙があったのですが、自分ではかなり自信があったのに、全然順位が振るわなかったので、もう無理だと思ってしまったんです。それで、「私はセンターにもなれたし、これ以上を目指す向上心のようなものがなくなったというか、やり切りました!」と言って卒業しました。

――卒業後、一時期は芸能活動を離れていましたけど、もともと芸能界の仕事を再開する気持ちはあったんですか?

矢倉 なかったですね。1年ぐらいは芸能界と無縁で過ごしていました。ただSNSを通じてファンの方からメッセージが届いたり、たまに更新すると反応があったりするのを見て、今でも応援してくださっている方がいることが分かったので、もう一度チャンスがあるのならと思って活動を再開したんです。

――今は幅広い活動をしていますが、芸能活動を再開するにあたり、何か目標はあったんですか?

矢倉 その時点では、ファンの方とコミュニケーションする場所がほしいということの他に、自分の軸になっていたものは特にありませんでした。漠然とですが、応援してくださっている方に見てもらえる場所を増やすことが目標だと思っていました。今はゲーム配信などをしていますが、「元NMBの子が始めたんだ」ということで観てくれる方も多いのでありがたいですね。

――最後に進路選択を控えるティーンにメッセージをお願いします。

矢倉 やりたいことは諦めずにやってほしいです。私も、「私なんて無理だ」とオーディションを諦めていたら、絶対、今ここにいられなかったと思うから、とにかく一歩踏み出すこと。やってダメなら、「じゃあ次」という感じで、とにかく踏み出すことが大切だなと思います。10代なんて若いんだから、幾らでも修正ができます。私もNMB48を卒業して、21歳で一旦活動を休止しましたが、今もこうやって再開できています。年齢なんて関係ない!とにかくチャレンジしてほしいですね。

Information

『心の詩~扉の向こうに~』

日時:8月7日(日)13時、15時の2回上映
場所:アキバシアター劇場

日時:9月2日(土)
場所:シェルター南陽(山形県南陽市)

以後、地方施設にて上映予定(詳細は株式会社F&T DIRECTの公式サイトで発表予定)

矢倉楓子 原日出子 松本岳 藤嶋翔太 武智大輔 大林素子 渡辺裕之
津田菜津美 射場みのる 金井賢一 小島久人 米崎亮 松井美瑳乃
夕莉つかさ 謝村梨帆 高橋莉江 高宮茜 山内陽太 山内涼々

監督:渡邊豊
脚本:川出ふきの

家庭を顧みない父は、外では違う一面で人付き合いをしていた。ある日、父の荷物から1本の鍵が見つかり、様々な憶測の中で子どもたちは疑問を抱く。引きこもりの長男のため、父が伝えようとしたメッセージとは……。父と家族のヒューマン物語。

公式サイト

矢倉楓子

タレント・配信者

1997年2月24日生まれ。大阪府出身。2011年、NMB48第2期生オーディションに合格。2012年、NMB48の正規メンバーに昇格。2013年から2015年にかけてAKB48も兼任。2018年4月、NMB48卒業。現在はタレント、ゲーム実況者、YouTuberとマルチに活躍。

Photographer:Hirokazu Nishimura,Interviewer:Takahiro Iguchi